IPO社長会見 フィックスターズ(3687) 7年後、1,000億円企業に

IPO 個別 社長会見


三木聡社長

三木聡社長

フィックスターズ(3687・東マ)が4月23日、マザーズに新規上場した。上場2日目に公開価格比2.6倍にあたる9040円で初値を形成。上場当日の記者会見で同社の三木聡社長=写真=は次のように語った。

事業内容…非常に高度なプログラマーを100人規模で抱えており、高度な技術を基に製品高速化やソフトウエアサービス事業、ハードウエア基盤事業を展開している。

強み…1番の宝は人材。技術面では特に「プログラムをつくる」ところが優れていると自負している。コーディング力を大事にしており、それを評価いただけるお客さまと歩んでいる。お客さまは76%が東証1部企業で、日本を代表する企業から高い信頼を得ている。お客さまの満足度は高く、結果として非常に高いリピート率を実現している。

成長戦略…今後は、(1)ヘルスケア、ライフサイエンス、(2)ビッグデータ、ストレージ、(3)モバイル――など成長分野で展開していく。「日本のもの作りを陰で支える天才プログラマ集団」から、さらにソフトとハードを合わせてワールドワイドで展開する「グローバルソフトウエアカンパニー」になっていきたい。ビジネスモデルで近いのはIBMととらえている。

業績動向…今2014年9月期はお客様に提供した製品の量産化とメモリー関連で増収増益となる見通し。来期は今期以上の売り上げを見込んでいる。売り上げ規模は新規事業がどのぐらい立ち上がってくるかによって変わる。研究開発費としてはここ数年、1億円強を充ててきた。来期も同じ規模を考えており、増益基調が続こう。

目標…マンションの一室からスタートし、紆余曲折があったが、多くのお客さまや株主に支えられ、ここまで来ることができた。創業時から考えている「グローバルソフトウエアカンパニー」に向けてこれからも階段を一歩ずつ上り、世界的な企業を目指す。数値面の目標について、この場で言ったほうがいいという人もいれば、言わないほうがいいという人も。それはさておき、「ビリオンダラーカンパニー」になるべくやっていきたい。私は今、43歳。7年で1000億円企業にという思いはある。その時にはストレージおよびビッグデータソリューションが大きく育っていよう。

初日の感想…われわれのプログラミング技術が市場に受け入れられたのかなと、プログラマーとしても率直に言ってうれしい。日本中の腕の立つプログラマーにとっても、良い出来事になったかなと思っている。配当は配当性向30%を目安に行う方針。

<記者の目>
昨年、世界的プログラミングコンテスト「ICFPプログラミングコンテスト」で出場300チーム中、2位入賞を果たすなど、その実力は折り紙付き。高技術企業の場合、技術陳腐化リスクが気になるところだが、「当社が強みを持つ領域は、ベース技術のため陳腐化しない」(三木社長)とのこと。

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