ジョイフル本田 頑強推移 業界再編思惑も底流

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18日上場のジョイフル本田(3191)は上場に当たり「親引け」を行ったのだが、その顔触れに一部市場関係者が関心を寄せている。

引受先で特に注目されるのが、アークランドサカモト(9842)で、ジョイフル本田の26万株(発行済み株数の1%)を取得した。アークランドサカモトとジョイフル本田はかねて業務提携の間柄にあり、一部市場関係者によれば「師弟関係に近い」という。

また、親引けメンバーには住宅資材総合商社のキムラ(7461・JQ)の名も。キムラはアークランドサカモト、ジョイフル本田の協力の下、北海道で超大型ホームセンターを展開している。

3社はともに超大型ホームセンターを展開する点で共通する。一方、営業地盤はアークランドサカモトが「新潟および北陸」、ジョイフル本田は「関東」、キムラは「北海道」で、補完関係が成り立つ位置にあるといえる。

ジョイフル本田の上場に際して、筆頭株主である「丸の内キャピタル第一号投資事業有限責任組合」(上場前保有比率31%)が売り出しに一切応じていないことも注目点。丸の内キャピタルは三菱商事と三菱UFJ証券ホールディングスが共同出資する投資会社。

創業者(故人)の上場決断、三菱商事からの社長招聘(しょうへい)――といった経緯も勘案すると、「先々、業界再編に動く可能性がある。例えば、筆頭株主の持ち株がアークランドサカモトに移るといった展開も想定される」(市場関係者)との見方も。

このほか、食品卸大手の三菱食品(7451)、関東国分、家庭用品卸大手の中山福(7442)、日用雑貨卸最大手のPaltac(8283)など、そうそうたる企業がジョイフル本田の親引けに応じた。いずれも取引関係強化を目的としている。

超大型店の投資費用は1店100億円を超えることもあって現預金が豊富で、財務不安は乏しい。実態対比で見た割安感、業界再編思惑も底流に堅調推移が読まれる。

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