“PERの季節” 割安株見直しの機に 洋ゴム、アルコニックスなど

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洋ゴム(5105) 週足

洋ゴム(5105) 週足

4月後半以降は“PERの季節”…。

相場に影響を与える各種ファクターを分析していくと、おおむね毎年、決まった季節性を形成していることがうかがわれる。よく知られるところが、年末から春ごろにかけての「低位株効果」や「PBR(株価純資産倍率)効果」。これは、納税期限やファンド決算の絡みで、年末にかけて実態悪銘柄が売られる反動、などと説明されている。

そうした時期を過ぎて、3月期本決算発表を迎えるころから、今度は「PER」の効きが良くなってくるのも例年の傾向と言っていい。もちろん、決算発表を経過して今年度予想が顕在化してこないと、厳密な意味で今期予想PERは算出できないわけだが、(資産面ではなく)利益フローの面からの割安株に光が当たりやすいという点で言えば、現状の低PER株にも見直しの目が向けられていいだろう。

アルコニックス(3036) 週足

アルコニックス(3036) 週足

ただし、機械的にランキングしてしまうと、一過性の特別利益計上などで異常値が生じてしまう(東京機械や中山製鋼所の1倍割れなど)。そこで、配当利回り2%以上、PBR2倍未満の東証1部銘柄の低PERランキングを調べると、(1)岩井コスモHD(8707)、(2)東洋ゴム(5105)、(3)東和銀行(8558)、(4)名村造船所(7014)、(5)東日本ハウス(1873)、(6)アルコニックス(3036)、(7)PLANT(7646)、(8)エフ・ジェー・ネクスト(8935)、(9)関西アーバン銀行(8545)、(10)小野測器(6858)――などとなる。

低PER評価を余儀なくされているそれぞれの事情、背景はあるにせよ、中でも名村造船、アルコニックス、東洋ゴムあたりには、もう一段の見直し場面があっても不思議はないところか。

ちなみに、日経平均採用銘柄の低PERランキングを見ると、1位の東京電力はともかくとして、2位以下は、りそなHD(8308)神戸製鋼所(5406)トクヤマ(4043)JR東海(9022)東邦亜鉛(5707)日野自動車(7205)静岡銀行(8355)松井証券(8628)日本水産(1332)となっている。

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