「在宅医療」シフトへ フクダ電子が連日の高値

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厚労省は2014年度の診療報酬改定を通じ、長期入院による治療から在宅医療へ政策の力点を移す方針。在宅医療を支える医療機器の開発を促進するほか、科研費の対象として公募する医療機器の研究開発課題でも在宅医療向けを優先する意向を示している。

フクダ電子(6960) 日足

フクダ電子(6960) 日足

中で医療用電子機器メーカーのフクダ電子(6960・JQ)が高値更新基調。同社は酸素濃縮装置を使用した「在宅酸素療法サポートサービス」も手掛ける。

このところメディア報道でも在宅医療の推進強化をうかがわせるものが散見され、「政府が入院患者が医療機関に支払う食費の自己負担(1食当たり原則260円)を大幅に引き上げる方向で検討開始」という報道もその文脈に乗る。

高齢者の人口増加に伴い入院患者は増加傾向にあり、既に病床利用率が高水準になっている医療機関も数多い。このままでは近い将来、病床が高齢者でいっぱいになる恐れがあると指摘されている一方、住み慣れた自宅での療養を望む人も多い。「今後、『医療ニーズと介護ニーズを併せ持つ高齢者を地域で支える』ための地域包括ケアシステムの構築に向けた動きが加速する」(市場関係者)とみられており、関連株物色の輪が広がる展開が読まれている。

地域包括ケアシステムには、訪問診療、訪問口腔ケア、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問製剤指導などが含まれ関連株は多い。中で値ごろ妙味や割安妙味が指摘されているのが、365日24時間体制での介護サービス提供に乗り出しているセントケア(2374・JQ)、リハビリで差別化を図っている介護事業者のシダー(2435・JQ)、医療用ガスで首位の星医療酸器(7634・JQ)、介護用品も扱うアズワン(7476)など。

医療・介護用ベッドでシェア7割のパラマウントベッド(7817)、福祉用具レンタル卸の最大手である日本ケアサプライ(2393・東マ)、車いすメーカーのカワムラサイクルを傘下に置くマックス(6454)、冷凍食品トップのニチレイ(2871)、医療・介護用ロボットスーツのCYBERDYNE(7779・東マ)などもマーク候補に挙げられる。

このほか周辺株のN・フィールド(6077・東マ)にチャート妙味。同社は精神疾患の患者に特化した訪問看護事業を展開している。

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