自社株買い候補に照準 クレディ・スイスが選定

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DeNA(2432) 週足

DeNA(2432) 週足

これから本格化する決算発表シーズンは、自社株買い発表ラッシュの季節でもある。とりわけ、足元の株価が低迷し、買い手不在の深刻化する現在の地合いだけに、発表企業への注目度合いも高まるところだ。単純な需給好転要因である一方、自社株買いを発表するということは、「自社の株価が割り安」というメッセージを示す“シグナリング効果”も期待されるためだ。

それでは、どのような企業に、この先、自社株買い発表が期待されてくるのか。クレディ・スイス証券では先に、過去の自社株買い実績をベースにした「自社株買いの潜在力を有する銘柄」のスクリーニングを実施している。

20日平均売買代金が1億5,000万円以上の東証1部銘柄を対象に、まず、リーマン・ショック以降に自社株買い実績がありながら、過去、半年は自社株買いを実施していない銘柄をピックアップ。その中から、総資産に占めるフリーキャッシュフローの比率が高く、財務面で余力の大きい銘柄に注目したものだ。同比率が10%を超える銘柄は、上位順に、カカクコム(2371)DeNA(2432)スタートトゥデイ(3092)サンリオ(8136)大東建託(1878)トレンドマイクロ(4704)花王(4452)セイコーエプソン(6724)OLC(4661)の9銘柄となる。

JFEHD(5411) 週足

JFEHD(5411) 週足

一方、同比率が50位までの銘柄のうち、クレディ・スイス証券のアナリストが直近レポートで自社株買いについて言及している銘柄には、花王、シマノ(7309)アサヒグループHD(2502)TOTO(5332)キッコーマン(2801)ホンダ(7267)があるとされる。

重複して名前の挙がるのは、花王と大東建託だ。

このほか、同比率50位までの銘柄のうち、一昨年来5回の自社株買いを実施しながら、直近半年は発表がないのはJFEHD(5411)。一昨年来3回実施・直近半年なしでは、DeNAも挙げられる。比較的堅調な株価推移を続ける花王や大東建も悪くはないが、株価低迷続きで、いかにも自社株買い対象といった感じの銘柄なら、JFEとDeNAにも、これから注目余地が広がっていきそうだ。

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