TOPIX算出対象の組み入れ 指数イベントは17銘柄が対象

個別 概況


ダイキョーニシカワ、パンチ工業に妙味 快進撃コタは旧大証2部銘柄

指数イベントの1つであるTOPIX算出対象の組み入れが、今月28日終値を基準に実施される。3月は東証1部直接上場が3銘柄、東証2部からの1部指定が12銘柄、マザーズ、JASDAQから各1銘柄の合計17銘柄が東証1部市場にデビューした。これらの銘柄は年金、投信などのパッシブ(指数連動運用)資金の機械的な買い付けが想定され、需給的には好環境が見込まれる。

パンチ工業(6165) 週足

パンチ工業(6165) 週足

1部への上場が発表されて先回り買いも多分にあったとみられるが、「4月28日はカレンダー的に飛び石となっている今年のゴールデンウイークの真っただ中にある。そのため、このゴールデンウイーク入りを前にした全体相場の出来高の減少局面が予想され、逆に分かりやすい指数イベントは材料視されやすいのではないか」(市場筋)との声も上がる。

別表はその対象となる3月の東証1部デビュー銘柄。上場時期や株式売り出しの有無など一概に比較は難しいが、単純に1部発表日(新規上場日)の終値を7日終値が下回っている銘柄は11銘柄もあり、これらは単純に「出遅れ」とみることも可能だ。中で、ダイキョーニシカワ(4246)は、1部直接上場組の1社。商社、メーカーから原材料を仕入れ、インストルメントパネル、バンパーなどの自動車部品およびバスユニット部材などの住宅設備機器を製造し、自動車メーカー、住宅機器メーカーに販売を行う企業で、マツダ(7261)が大株主、トップもマツダ出身だ。

一方、パンチ工業(6165)は2部からの指定組。プラスチック金型やプレス金型用の部品の製造・販売事業を展開し、中国マーケットで独自の強みを持ち、中国の景気刺激策の恩恵を享受できる銘柄の1つでもある。上場は2012年12月で上場してからの日も浅く、業績も最高益更新途上の銘柄で5月9日に決算発表予定にある。

対象的にコタ(4923)は1部指定発表日株価を大きく上回って推移している。同社は、美容院向けの頭髪用化粧品を旬報店システムを軸に独自のビジネスモデルで展開する異彩企業。集計中の前14年3月期経常利益は4期ぶりの最高益を更新。このコタも5月9日に本決算発表を控えている。旧大証2部銘柄だったことから相場的な新鮮味が強いことが魅力となっているようだ。

 3月に東証1部にデビューした銘柄
旧市場 コード 銘柄 上場日 上場日終値 7日終値
2部 8728 マネースクウェア 3/3 1,292 1,279
2部 6364 北越工業 3/4 586 532
2部 3178 チムニー 3/4 1,520 1,874
2部 5852 アーレスティ 3/7 906 875
2部 2735 ワッツ 3/7 924 929
2部 3648 AGS 3/10 793 780
新規 4246 ダイキョーニシカワ 3/13 1,899 1,704
2部 6165 パンチ工業 3/14 970 907
新規 6810 日立マクセル 3/18 1,790 1,745
2部 9428 クロップス 3/18 631 517
新規 6740 ジャパンディスプレイ 3/19 763 808
2部 8920 東祥 3/19 1,646 1,615
2部 4923 コタ 3/20 896 1,180
2部 4333 東邦システム 3/20 776 807
2部 2335 キューブシステム 3/31 789 805
東マ 3672 オルトプラス 3/28 1,655 1,599
JQ 2461 ファンコミ 3/26 1,872 1,665
※株価は円。網掛けは7日終値が上場日終値を下回っている銘柄。ファンコミュは分割考慮。
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