西武HD(9024) 4月23日、東証1部に新規上場。10年ぶりの実質再上場

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埼玉地盤の大手私鉄が中核事業

鉄道事業、ホテル・レジャー事業から不動産事業など幅広く展開する西武HD(9024)が23日、東証に上場する(所属部未定ながら、売り出し価格決定時に「東証1部」となる見通し)。

同社はもともと、2004年に発覚した西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載事件を受け、グループの持ち株会社として06年に設立された経緯がある。現在は、中核事業である「西武鉄道」や「プリンスホテル」など53の事業会社を統括する。自社サイトの会社概要などでもガバナンス体制強化を強調。「グループビジョン」に基づき、「安全で快適な暮らしに貢献できる企業」を目標に掲げている。

西武鉄道は、東京都北西部から埼玉県南西部に、西武新宿線、西武池袋線などの路線を保有する大手私鉄で、路線の総延長距離は日本の私鉄で5位に位置付けられる。また、プロ野球・埼玉西武ライオンズの親会社としても知られている。

もともと、西武鉄道(当時のコード番号=9002)は1949年5月の戦後取引再開時から東証上場されており、不祥事によって上場廃止された04年12月から、実質的には“約10年ぶり”の再上場、ということになる。ちなみに、西武鉄道設立は1912年だから、既に1世紀を経過してきたわけだ。

今回の上場に至るまでは、「一部路線廃止提案」など経営方針をめぐる大株主の米投資ファンド、サーベラスと経営陣との“対立”も話題を呼び、昨年5月にはサーベラスがTOB(株式公開買い付け)に踏み切った経緯もある。両者の和解成立によって今回の上場へとこぎ着けた格好だ。

業績は順調で、集計中の前3月期に続いて、今期も着実な増収益基調継続が見込まれている。

概 要
事業内容 都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業、不動産事業、建設事業、ハワイ事業等を含む子会社の経営管理及びそれに付帯関連する事業
本社 埼玉県所沢市くすのき台1-11-1
代表者 後藤高志
設立 2006年2月
上場前資本金 500億円
発行済株式数(上場時) 3億4,212万4,820株
筆頭株主 NWコーポレーション(14.95%)
公募株式数 0株
売出株式数 27,826,000株(当初80,855,400株、サーベラスの売出中止)
初値 1,600円(変わらず)
公開価格 1,600円
ブックビル仮条件 1,600~1,800円(想定価格2,300円)
ブックビル期間 4月9日~4月11日
引受証券 みずほ(主幹事)、UBS、野村、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、大和、岡三、むさし、マネックス
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2013/3 459,220百万円 30,733百万円 45.63円 7.00円
2014/3 472,475百万円 35,120百万円 62.86円 6.00円
2015/3予想 488,199百万円 39,436百万円 79.91円 未定
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