Mr.009の新興市場 売買代金の回復傾向はポジティブ あい ホールディングスとイー・ギャランティ

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今回はあい ホールディングス(3076)イー・ギャランティ(8771)を紹介したい。

あい HD(3076) 週足

あい HD(3076) 週足

あい ホールディングス(3076)は、傘下にドッドウエル ビー・エム・エス、グラフテックなど16の事業会社を持つ純粋持ち株会社。これらの会社が主に7つの事業を展開しているが、現在はセキュリティ事業と米国での情報機器事業が成長エンジンとなっている。

2014年6月期第2四半期(13年7―12月)決算は、売上高178億1,300万円(前年同期比10.8%増)、営業利益30億700万円(同29.3%増)、経常利益30億9,000万円(同26.5%増)、四半期純利益19億2,300万円(同44.8%増)となった。これにより14年6月期通期の予想も売上高356億円(前年比9.9%増)、営業利益60億円(同20.6%増)、経常利益61億円(同20.1%増)、当期純利益37億5,000万円(同26.1%増)へ上方修正された。同社は来期から新規事業を立ち上げることを宣言している。また既存事業に加え、M&A(企業合併・買収)を成長のための重要な戦略と公言している。

常に多くの案件を手掛けているが、現在も案件が進行中のようだ。今後の動向からは目が離せない。また、配当性向30―35%を掲げていることから、今期の業績(利益)によってはさらなる増配の可能性もありそうだ。

Eギャランティ(8771) 週足

Eギャランティ(8771) 週足

イー・ギャランティ(8771)は、企業の売上債権に対する信用リスク保証サービスが主力。「保証残高×保証料率」が売上高となるストック型のビジネスモデルであり、顧客数の拡大とともに、信用保証残高を積み上げることで成長を続けている。売上債権の信用リスク保証サービスが順調に拡大を続けている。

13年末の信用保証残高は前年同期比7.5%増の1,949億円となり、顧客数も10%程度増加した。認知度の向上に加えて、保証商品のラインナップ拡充や、社内における情報システム強化などの効果が出ているものと思われる。14年3月期の売上高は保証料率の低下が進むことで、会社計画を若干下回る見込み。ただ、利益ベースでは流動化先の最適化による再保証コストの低減効果で計画を確保し、過去最高益を連続で更新する見通しだ。また、好調な業績を背景に配当を22円(前年同期比25.7%増)に増配することも14年3月に発表している。

今後の成長戦略として、国内では小口保証サービスを開始し、顧客層の拡大を進めていく方針。また、海外展開でも韓国の保険会社と提携し、日系企業の輸出債権保証サービスを開始したほか、14年以降もアジア各国において順次、サービスを展開していく計画だ。国内における売上債権の信用リスク保証サービスは、普及途上で競合企業も少なく、同社が優位に事業を展開する状況が当面続くとみられる。

今後も顧客数の拡大による信用保証残高の積み上げによって、利益ベースでは年率20―30%程度の成長が続くものと予想される。

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