IPO社長会見 エスクロー・エージェント・ジャパン(6093) 今後も年10%利益成長は堅い

IPO 個別 社長会見


本間英明社長

本間英明社長

エスクロー・エージェント・ジャパン(6093)が3月28日、JASDAQに新規上場した。上場2日目に公開価格(2,700円)の約3倍に当たる8,090円で初値を形成した。上場当日の記者会見で同社の本間英明社長=写真=は次のように語った。

業務内容…当社は不動産取引の契約から決済までの手続き業務を効率化するサービスを提供している。事務の効率化につながり、金融機関や司法書士などの利用が増えている。

業界のパイオニア…不動産取引の安全を守る「エスクローサービス」という欧米にあるモデルを、日本に持ってこれないかということで2007年に立ち上げた。日本ではわれわれしか手掛けていない。誰かがやろうとしても時間がかかろう。

今後の戦略…今後は(1)金融機関向けの取引範囲拡大、(2)商品開発、(3)金融機関をはじめとする顧客層の拡大――などに取り組む。利益成長率としてはこれまで実質的に年10%ペースで成長してきた。今後についても、現状の業務で堅く見積もって10%は成長できよう。

潜在成長性大…日本における不動産取引は年間500万件。当社の取り扱いは年間5万件で、シェア1%にすぎない。潜在的成長性は高く、早期にシェアを2ケタに引き上げたい。

事業環境…新築市場はオリンピックまでは強いだろうが、“空き家問題”もあり、中期的には中古住宅流通が増える。新築物件に比べ中古物件は決済までに手間がかかり、当社サービスの利用が進むとみている。

株主還元…金融機関の基幹業務に入り込んでいるため、景気変動にあまり左右されない。こうした体質も踏まえ、配当性向をしっかり出していこうと考えている。14年2月期の配当性向は15%だが、今期は30%に引き上げる方針。当社はいわば“不動産会社や金融機関のバックオフィス業務”を手掛け、消費者から見えにくい。公知に向けた取り組みもしっかり行っていきたい。

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