IPO社長会見 ディー・エル・イー(3686) スキマを埋める短編エンタメを世界へ発信

IPO 個別 社長会見


椎木隆太代表取締役

椎木隆太代表取締役

ディー・エル・イー(3686)が3月26日、マザーズに新規上場した。公開価格の2倍の2412円で初値を形成。上場当日の記者会見で同社の椎木隆太代表取締役=写真=は次のように語った。

多様な仕掛けで収益源を育成…TOHOシネマズのマナームービーでおなじみのキャラクター「秘密結社 鷹の爪」を生み出した当社。このような「IP(Intellectual Property、著作権の知的財産)」を独自開発して短編動画を制作、これをテレビや映画、インターネット、リアルイベントなど各種メディアに多頻度で露出させることでIPの知名度を向上させて収益源に育てる。現在は「秘密結社 鷹の爪」が売上高の6割程度を占めるが、新しいIPも続々登場している。

ネット時代のコンテンツメーカー…当社のビジネスモデルは、世界を見回してもほかに存在しない。競合にはアニメーションあるいはキャラクター制作会社などが挙げられるが、前者とは制作にかけるコストと時間、後者とは「海外展開力」がまるで異なる。当社のコンテンツは数十万円・数週間ほどで制作できる上に、市場の反応を見ながら適時修正も可能。コストをかけずに多種多様なメディアに適合させることができる。加えて、当社ではIPのライセンスを自社管理しており、現在、複数国の有力企業とパートナーシップを組んで、IP開発からテレビアニメ化、映画化までと、さまざまな事業を展開している。

国内外で新IPが続々誕生予定…上場で得た資金と信用力をもって引き続き「IP開発」「海外有力企業との業務提携」を推し進めていきたい。米国では「秘密結社 鷹の爪」がテレビ放送されており、台湾やタイでも日本のIPがテレビ放送されているほか、現地でのIP開発にも取り組んでいる。中国では早くも映画化の動きが。スペイン語圏の有力企業とも提携を模索している。先日、米ディズニーが動画制作会社の買収を発表するなど、動画コンテンツの重要性は今後ますます高まることが想定され、当社の世界的な存在価値も高まるとみている。

<記者の目>
前期よりライツビジネスが50%を超えるなど、椎木取締役いわく「成長期にのった」同社。2016年には「秘密結社 鷹の爪」が10周年を迎えるとのことで、早くも関係各所からはイベントなどの引き合いが。

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