3月20日ホットマン上場で「FC受け皿企業」に脚光

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日常生活に欠かせない存在となっているコンビニや外食などのフランチャイズチェーン(FC)。日本フランチャイズチェーン協会によると、2012年度のFC数は1286チェーン(前年度比26チェーン増)。総店舗数(直営店と加盟店の合計)は24万5263店(同6425店増)に及ぶ。

FCはFCオーナーによって支えられているわけだが、後継者問題などを抱えるFCオーナーは少なくない。M&Aセンター(2127)M&Aキャピタル(6080・東マ)などM&A(企業合併・買収)仲介会社のほか、こうしたFCオーナーからも店舗を譲り受け、店舗網を広げられる「FC受け皿企業」「買い手企業」への注目度が今後高まってくる可能性がある。

1つが3月20日に上場するホットマン(3190・JQ)。同社は東北など降雪地帯でカー用品店「イエローハット」などをフランチャイジーとして展開している。「M&A/店舗譲受」の実績が豊富で、店舗数の3分の1が譲受やM&Aによって取得したもの。譲受店舗の再生に成功したことで、案件が継続的に持ち込まれている。

ありがとうS(3177) 日足

ありがとうS(3177) 日足

ブックオフ、ハードオフなどをフランチャイジーとして愛媛県を地盤に九州、沖縄でも展開している、ありがとうサービス(3177・JQ)もそう。

ほかのオーナーが運営するブックオフFC店を譲り受けた実績を持ち、足元でも後継者不足を背景に、FC本部やFCオーナーから複数の案件が持ち込まれているもよう。事業再編の一環で持ち込まれる案件もあるようで、「条件さえ合えば、積極的に譲り受けたい」(ありがとうサービス・IR担当)。時価はPER7倍と割安感顕著で見直し余地十分。4%の配当利回りも魅力的だ。

また、FC本部が後継者問題を抱えるFCオーナーから店舗を譲り受ける事例も出てきている。例えば、リサイクルショップを直営およびフランチャイザーとして展開するハードオフ(2674)は、昨秋にFC加盟企業2社を取得し、これでFC加盟企業の取得事例は3社になった。

「今後、そうした依頼が増える可能性はある。地域住民が利用している大切な店舗が、会社の事情でなくなるのはよろしくないため、FC加盟店企業から依頼があれば引き受けるのが基本的なスタンス。リサイクルショップ以外も展開しているFC加盟店企業に関しても、会社分割していただき、リサイクル業態のみ引き取るか、店舗・従業員・商品を引き取るといった形で前向きに対応したい」(ハードオフ・IR担当)という。

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