「殺人ダニ」への不安広がる 感染対策で殺虫剤メーカーなどに関心

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死に至るような強いウイルスを持っている「殺人ダニ」が全国各地に広がっており、不安が高まっている。今後、ウイルス感染対策が急務となってきそうだ。

マダニが媒介して感染するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)の被害がここへきて増加傾向になっている。日本全体では既に53人が感染しており、そのうち、21人が死亡したことが伝えられている。これを受けて厚生労働省も外出時に草木の多い場所に入る時は、肌の露出を控えるように、注意喚起を促す事態になっている。

これまで、ダニに絡む被害は「イエダニ」による咬まれる(吸血)被害程度だったが、生活環境の変化とともに、近年では「チリダニ」を含めて新たな種類のダニが増加、アレルギー症状を引き起こすなど、人体への被害が問題視されてきた。今回のマダニによる感染時では有効な特効薬が存在しないことから、虫除けスプレーを使用するなど、予防対策が重要となってこよう。

ユニチカ(3103)は、誘引剤でダニを集め、強力粘着シートで捕獲してダニを死滅させる「ダニ取りシート」を販売している。

アース製薬(4985)は殺虫剤で業界トップを誇る。ダニ・ノミを駆除する「ダニアース」やダニよけ剤「天然ハーブ配合ダニバリア」など多彩な製品を扱う。

フマキラー(4998・2部)は、殺虫剤を主力に園芸用品や花粉症対策製品へも展開。マダニに効果を発揮する「スキンベープ」を発売している。

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