速する医療サービスの海外展開 ライフスタイルの変化で新興国ニーズ高まる

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日本の高度な医療サービスを海外で展開する動きが活発化している。東アジアを中心に新興国で経済が急速に発展する中で、ライフスタイルの変化に伴うさまざまな疾病に対する治療ニーズが高まっている。このような中で関連企業のビジネスチャンスも広がりそうだ。

日揮(1963) 週足

日揮(1963) 週足

新興国では経済発展とともに人口も拡大基調が継続しているが、中長期的視野で見れば、拡大した人口が高齢者となってくる。日本と同様に高齢化社会が到来すれば、疾病の中心が急性疾患から、継続的な治療を必要とする慢性疾患へと移行してくることから、将来的には医療機関の不足が深刻な問題となることが想定される。医療の高度化と同時に治療費を含めた医療コストの最適化も必要で、日本の医療サービスが新興国で受け入れられやすい環境が整っている。

日揮(1963)は、カンボジアのプノンペン市で、日本の医療技術力、ホスピタリティーを活かした病院事業を実施。日本人の医師と看護師を中心にカンボジア市民に、より安心できる医療を提供するもので、政府の成長戦略の1つである医療のパッケージ輸出を行う初めての本格的な病院事業に位置付けられている。

三井物産(8031)は、メディカル・ヘルスケア事業を通じて医薬品製造支援を展開。アジア最大の病院持ち株会社のIHHヘルスケア社へも出資している。

セコム(9735)は、豊田通商(8015)やインドの財閥系企業と共同で南部バンガロールに総合病院を建設。3月1日に開院している。

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