ホットマン(3190) 3月20日、JASDAQに新規上場。東北など降雪地帯でイエローハットを展開

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ホットマン(3190)が3月20日、JASDAQに新規上場する。

同社はカー用品店「イエローハット」、DVDレンタル店「TSUTAYA」、中古カー用品買取販売店「アップガレージ」など複数業態をフランチャイズ(FC)展開している。出店エリアは宮城県、岩手県、福島県の東北がメーンで、北関東や長野県にも出店。店舗数は2014年1月末現在で106店(うちイエローハットが80店)。

大黒柱はイエローハット事業で、売り上げの8割、利益の9割を稼ぐ。第2位株主でもあるイエローハットからみると、ホットマンは売上高の10%強を占める最大の販売先となり、両者は強固な協力関係を築いている。

最大の特徴は、電気、ガス、水道とともに自動車が生活に欠かせず、スタッドレスタイヤの交換需要が毎年発生する“降雪地帯”でカー用品店を展開している点。タイヤが売れれば、取付サービスの工賃も入り、ホイールも売れる。

店舗網は「自前で出店」と「M&A(企業合併・買収)/店舗譲受」の2パターンで効率的に広げている。自前出店では集客力、買い物利便性を意識し、カー用品店を大型商業施設の近隣に出店。もしくは、カー用品店とともにTSUTAYAなど他業態も複合的に配置することで、タイヤ交換の待ち時間の有効活用ニーズなどもキャッチし、収益機会の増大を図っている。

「M&A/店舗譲受」の実績は豊富で、106店中37店は譲受やM&Aによって取得したもの。譲受店舗の再生に成功したことで、後継者不足などに悩むFC店舗の譲受案件が継続的に持ち込まれているという。

ガソリンスタンドの閉店、ガソリンスタンドのセルフ化も背景にカー用品店の重要性が高まる中、同社は「カーライフのワンストップサービス企業」を目指す。その一環で車検獲得にも力を入れ、現在5つある車検指定工場を今年中にさらに3つ増やす考え。

今3月期予想を含め、直近3カ年の業績は減収減益基調に見えるが、これは12年3月期は震災復興特需、13年3月期は東北3県の地デジ化に伴うカーナビ特需発生の影響。来期から業績巡航速度に入る。なお、株主優待制度を導入し、15年3月期は9月末で100株以上保有する株主にJCBギフトカードを贈呈する。

概 要
事業内容 イエローハット、TSUTAYAなどのフランチャイズ展開を行うメガフランチャイジー事業
本社 宮城県仙台市太白区西多賀 4-4-17
代表者 伊藤信幸
設立 1975年1月
上場前資本金 14億1,000万円
発行済株式数(上場時) 700万2,500株
筆頭株主 伊藤信幸(21.77%)
公募株式数 1,820,000株
売出株式数 0株(オーバーアロットメント 273,000株)
初値 871円(67.5%高)
公開価格 520円
ブックビル仮条件 470~520円
ブックビル期間 3月5日~3月11日
引受証券 SMBC日興(主幹事)、SBI、岡三、みずほ、東海東京、野村
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2012/3 23,901百万円 1,484百万円 174円 10円
2013/3 22,931百万円 1,050百万円 111円 10円
2014/3予想 22,421百万円 1,033百万円 106円 10円
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