ジャパンディスプレイ(6740) 3月19日、東証1部に新規上場。中小型液晶パネルで高い競争力 日立、東芝、ソニーの事業を統合

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ジャパンディスプレイ(6740)が3月19日に東証1部に新規上場する。

同社は2012年4月に日立、東芝、ソニーの中小型液晶事業を統合して発足。競争力の高い中小液晶パネルで優位に立つため、スマートフォン(スマホ)用パネルの高精細化に経営資源を集中している。

米アップルやソニー、中国の大手メーカーなどに出荷している。中小型液晶パネルの世界シェアは12年で16.8%と首位。株主構成は上場前で産業革新機構が69.57%、以下、ソニー、東芝、日立がそれぞれ9.93%などとなっている。

経営戦略としては、中国のスマホ向けや高精細ディスプレーが採用され始めたタブレット端末向け、さらに、1台当たりのディスプレー搭載数の増加が期待される車載用パネルの強化に取り組む方針。なお、タブレット向け売り上げ比率は6%程度、車載用パネルの世界シェアは20%余り。

主力工場は千葉の茂原工場で12年4月にパナソニックから買収したもの。1,500億円を投入してテレビ用の大型液晶パネルから中小型液晶パネル向けに設備を入れ替え。さらに、13年6月には500億円を投じて、第6世代の大型ガラス基盤ベースで月2万4,000枚から5万枚に生産能力を引き上げ、中国のスマホメーカーの受注を取り込む。

タブレットについては、昨年10月に現在主流のタブレットに比べて、画面の精細度が1.5倍から3倍となる8.9型液晶パネルの量産を開始した。また、今春には約200億円を投じて有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルの試作を開始した。

なお、腕時計型端末用の小型液晶パネルの量産を開始した。これは紙に印刷したような画像が表示できるため、ウエラブル端末のほか、スマホやタブレット、電子書籍端末でも採用が見込まれている。

概 要
事業内容 中小型ディスプレイデバイスの製造・販売
本社 東京都港区西新橋 3-7-1
代表者 大塚周一
設立 2004年10月
上場前資本金 352億7,400万円
発行済株式数(上場時) 4億6,138万7,900株
筆頭株主 産業革新機構(84.23%)
公募株式数 140,000,000株
売出株式数 213,900,000株(オーバーアロットメント 0株)
初値 769円(14.6%安)
公開価格 900円
ブックビル仮条件 900~1,100円
ブックビル期間 3月4日~3月7日
引受証券 野村(主幹事)、三菱UFJモルガン、GS、大和、SMBC日興、みずほ、東海東京、岡三、いちよし、藍澤、水戸、マネックス、日本アジア
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2012/3 133,974百万円 △7,237百万円 21.32円 -円
2013/3 165,144百万円 8,549百万円 29円 -円
2014/3予想 623,400百万円 22,600百万円 145円 -円
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