2015年度の介護保険制度改正に着目 大手事業者にビジネスチャンス

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2015年度に介護保険制度の改正が予定されている。

ツクイ(2398) 週足

ツクイ(2398) 週足

現在の介護保険制度は00年にスタートし、在宅サービスを中心にサービス利用が急速に拡大、老後の安心を支える仕組みとして定着している。しかし、制度の定着とともに、介護保険の総費用は急速に増大しており、現行制度のままでは保険料の大幅な上昇が見込まれている。そのため足元は「制度の持続可能性」が不安視されている。

今回の改正へ向けては、さまざまな議論が行われているが、より地域に根ざし、高品質のサービスを効率よく提供できる制度を志向。介護サービス事業者には、事業所情報の公表義務付けや、指定の欠格事由の見直し、更新制導入などの事業者規制が盛り込まれるもようだ。このような状況から、改正後は中小の事業者が淘汰(とうた)され、豊富なノウハウを有している大手の介護事業者の重要性が高まることになりそうだ。

ツクイ(2398)は、通所介護など在宅介護が主力で、神奈川県を地盤に全国展開。有料老人ホームを含めて幅広く事業を展開している。

アスモ(2654・2部)は、食肉卸からパーソンズ・ブリッジ傘下で介護分野へ主力事業を転換。訪問介護などを積極的に推進中だ。

ロングライフホールディング(4355・JQ)は、介護付き有料老人ホームを展開。富裕層向けで強みを有しているが、グループホームや在宅介護にも力を入れている。

ニチイ学館(9792)は、医療事務受託の最大手で人材教育から派遣まで一貫して手掛けている。旧コムスンの事業を譲受しており、介護事業でも業界トップを誇る。

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