再び低価格化の動き 岐路に立つ「ファストフード業態」 吉野家、ゼンショー、松屋フーズ、マクドナルドなど

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ゼンショーHD(7550) 日足

ゼンショーHD(7550) 日足

牛丼チェーン各社を中心に外食チェーン各社が再び低価格競争の動きを強めつつある。低価格競争を避けるべく、他業態を強化する動きもあり、集客増を図りながら利益率を維持すべく、外食業界は再び岐路に立たされている。

価格競争では出遅れていた吉野家ホールディングス(9861)が、並盛りで250円に設定した新店舗の出店を本格的に開始したことで、ファストフード業態を中心に低価格への動きが再び強まる気配となっている。吉野家では、新店舗のメニューを牛丼に限定、店舗を小型化するなど店舗開発費用を安く抑えることで従来店舗と同品質を維持しながら価格を250円に設定することを実現した。同社ではこの牛丼専門店舗を今後3年間で100店舗展開すること目指している。

マクドナルド(2702) 日足

マクドナルド(2702) 日足

食材の値上がりで各社とも利益率の確保に苦心しており、ゼンショーホールディングス(7550)は「すき家」で期間限定メニューなど商品の品ぞろえを強化することで、他社との差別化を図り、回転ずしの「はま寿司」を筆頭に他業態の強化にも取り組んでいる。 また、松屋フーズ(9887)もネギトロ丼や焼き豚丼など牛以外のメニュー開発に取り組んでいるが、吉野家の低価格化から、ゼンショーと同社の今後の戦略も注視される。 ハンバーガーチェーンでは日本マクドナルドホールディングス(2702・JQ)が、夏季限定で全ドリンク100円キャンペーンや「ビッグマック」などの高額品値下げで値ごろ感を打ち出して成功を収めている。単なる低価格化だけでなく、独自色を打ち出すことも成功の鍵を握りそうだ。

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