中高年層の消臭対策製品が話題 独自研究で新たな需要を開拓

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中高年層の体臭を解決する製品が注目を集めている。これまでは、主に50歳代以降の高齢者で目立つことが指摘されている「加齢臭」が気にされていたが、最近では、30歳-40歳代男性のいわゆるミドル層の独特の体臭が話題となっている。化粧品メーカーなどでは、これを独自研究で解明し、製品化する動きが出てきており、新たな需要を開拓している。

近年では、男女を問わず幅広い層で美意識が高まっているが、特に働き盛りの中高年男性の体臭対策が関心を集めている。この研究で先行しているのがマンダム(4917)で、同社では30歳-40歳代特有のニオイ「ミドル臭」が「加齢臭」と異なるものであることを突き止めている。「加齢臭」は、背中や体幹部の皮脂中の脂肪酸「パルミトレイン酸」が増加し、これが酸化されることで発生する臭気成分「2-ノネナール」が原因だが、「ミドル臭」は主に後頭部・頚部周辺から発生する脂っぽい汗のニオイ「ジアセチル」と呼ばれる臭気成分であることを特定している。同社では、この研究成果を活かした「ミドル臭」対策の「ルシード デオドラントシリーズ」を2月24日から発売する予定だ。

ライオン(4912)のビューティケア研究所も20歳代後半から30歳代男性特有のニオイについて研究を行ったところ、そのニオイが使い古した食用油臭に似た「ペラルゴン酸」であることを確認し、30代男性特有のニオイを抑えるデオドラントシリーズ「PRO Tec STYLE(プロ テク スタイル)」シリーズを販売している。

また、エステー(4951)も男性の体臭や汗、タバコの臭いに効果を発揮する、つり下げタイプの消臭剤「消臭力 収納空間用」を新たに投入している。

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