3月IPOの承認続々「ブックビルディング参加」妙味大きい3銘柄

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3月IPO(新規上場)の上場承認が続々。ここでは個人投資家から見た「ブックビルディング参加妙味」がより大きいと目される3銘柄をピックアップした。

■1番人気 みんなのウェディング

みんなのウェディング(3685・東マ)は結婚式場選びの口コミNo.1サイトを運営。DeNA(2432)の新規事業としてスタートし、その後会社分割で独立、設立4期目での上場となる。この経緯からDeNAが115万株弱を保有する第2位株主。カカクコム、クックパッドなどを育てた穐田誉輝氏が個人出資する企業としても知られる。市場からの資金吸収額(想定発行価格ベースで最大44億円弱)をこなし、好発進となる公算大。

同社上場は業務提携先のツヴァイ(2417・2部)のほか、ノバレーゼ(2128)を含めて割安株が目立つウエディング関連を見直すきっかけにもなる可能性も。場合によってはミクシィ(2121・東マ)エイチーム(3662)などにも物色の輪が広がる展開も想定される。

■2番人気 エンバイオ

エンバイオ(6092・東マ)は土壌汚染処理事業者。汚染地の土を掘り出す「掘削除去」方式が主流の日本にあって、同社は汚染地に井戸を掘り、そこに汚染物質を分解する薬液を注入し無害化する「原位置浄化」方式をいち早く導入したことが特徴だ。掘削除去に比べ安価、環境負荷も軽い一方、ノウハウが必要で参入障壁が高く、対応業者が少ないことから、過度な価格競争に巻き込まれにくいことがポイント。不動産市況回復に加え、製造業の国内生産拠点再編、石油精製能力削減に伴う製油所の閉鎖、ガソリンスタンドやクリーニング所の閉店(それぞれ年1000店ペース)などもプラスに働く体質。中国にも合弁会社を設立し、中国での環境規制も飛躍チャンスとなる。軽量感(市場からの資金吸収額は7億円強)、割安感(PER13倍)ともに兼ね備え要注目だ。

■3番人気 サイバーリンクス

サイバーリンクス(3683・JQ)は、基幹業務システムをクラウド上で顧客企業が共有できるシステムを構築し、優れたIT技術を安く提供することに成功している。こちらも割安感(PER13倍)、軽量感(市場からの吸収額6億円強)ともに十分。また、和歌山に本社を置く地方企業ながら「サイバースペースに物理的立地は関係ない(=地方が不利とは言い切れない)」という、よく指摘されながら実際には日本であまり実例がないケースを体現している企業としても注目される可能性がある。

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