Mr.009の新興市場 トレジャー・ファクトリーと東洋機械金属

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中小型株市場は、直近の大幅下落による需給悪化懸念が重しとなる一方、下値での押し目買い意欲の強さが支援材料となり、強弱感の対立する展開となりそうだ。新興国リスクや米国の金融緩和縮小ペースの動向など、外部環境には神経質にならざるを得ない状況とみられる。

トレファク((3093) 日足

トレファク((3093) 日足

新興市場の中小型株は直近の急落によって需給環境が大きく悪化したため、当面は戻り待ち売り圧力も強く上値の重さが意識される公算。一方、マザーズ指数は直近で約20%の大幅下落となるなど、短期的には売られ過ぎ感も強い。そのため、外部環境に落ち着きが見られる局面では、徐々に好業績銘柄など中心に打診買いの動きも期待されよう。

トレジャー・ファクトリー(3093・東マ)は衣料品、雑貨、電化製品、家具、ホビー用品などの総合リユースショップ「トレジャーファクトリー」、衣料品・服飾雑貨に絞った専門リユースショップ「トレジャーファクトリースタイル」などのリユースショップを首都圏中心に展開している。店舗数は2013年12月末で73店舗(うちFC4店舗)。13年5月に関西エリアに初出店を果たしたほか、11月には新業態の古着アウトレット「ユーズレット」を出店するなど、収益拡大に向け積極的な事業展開を推進している。

14年1月14日付で発表された14年2月期の第3四半期(13年3-11月)累計業績は、売上高が前年同期比13.6%増、経常利益が同9.5%増と増収増益基調を継続した。既存店の売り上げが堅調に推移したほか、新規出店店舗も順調に売り上げを伸ばしているのが主因だ。商品カテゴリー別では主力の衣料品・服飾雑貨に加えて、電化製品、家具なども好調に推移した。利益率は販促施策の実施や運送コストの増加などで若干低下したが、増収効果でカバーした。12、1月の既存店売上高も前年同月比で8.4%増、10.8%増と好調な推移で、通期業績も経常利益で前期比8.2%増と過去最高を連続で更新する見通しだ。

同社は来期以降、新規出店のペースを年間10店舗以上へ加速させていく方針だ。関西エリアでの販売状況が順調に推移しており、同エリアでの出店を行っていくほか、中京圏などほかの大都市エリアへの進出も視野に入れている。また、来期も新たな業態を追加する予定だ。独自開発したPOSシステムを強みとした質の高い経営管理力と新規出店、新業態の開発による新規顧客層の獲得により、今後も高成長が期待されよう。

東洋機械金属(6210) 日足

東洋機械金属(6210) 日足

東洋機械金属(6210)はプラスチック射出成形機・関連商品、ダイカストマシンおよび周辺自動機・関連商品などの製造・販売を展開している。中国および韓国で需要を背景に、業績は大幅な増収増益を達成できている。

13年10-12月期では売上高が前年同期比32.6%増の61億9,700万円、経常利益が同115.9%増の6億2,400万円となり、同7-9月期の売上高12.4%増の58億7,700万円、113.8%増の4億8,100万円と比較して、前年同期、前四半期いずれも大幅な増加となった。下半期失速という会社の見方もあるが、数値的には好調持続を確認できた格好だ。株価は昨年来高値を更新しているが、依然としてPER8倍となっている。

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