「優待込み」で高利回りに焦点 25日まで権利取り人気も

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2月末割当の権利付き最終日(25日)まで残り数日。2月期(または8月期中間)決算企業といえば、生活に密着した消費関連企業が多く、(中間)期末配当とともに、株主優待の権利取りも注目されるタイミングを迎えている。

ビックカメラ(3048) 週足

ビックカメラ(3048) 週足

まず、2月期決算企業を、単純に配当利回りのみでランキングすると、不祥事発覚からストップ安を続けたリソー教育(4714)が利回り5%台でトップに立つのは“別格”として、続くエスケイジャパン(7608)が4%強。以下、一六堂(3366)ユニーグループHD(8270)富士エレクトロニクス(9883)が3%台後半となる(12日終値が基準)。ただし、この中で優待実施企業はユニーグループだけだ。

近年は、「優待だけで生活している」という元将棋棋士の桐谷広人氏がさまざまなメディアに出ずっぱりとなるなど株主優待への関心が急速に高まっており、優待の充実した銘柄は株価人気をも左右する状況にある。

そこで、金額換算した“優待利回り”の高い銘柄にも注目を寄せてみたい。

たとえばビックカメラ(3048)。12日終値5万9,700円に対して、配当金は2、8月末で各500円。配当利回り1.7%弱も悪くはないが、2、8月末には、1株に対し買物優待券各1,000円ずつが贈られる(配当とは違って課税されない利点も)。もちろん1株株主に対してだが、優待金額は配当の3倍、配当・優待を合わせた実質利回りは年4.2%ということになる(長期保有株主には優待券が追加される)。

マルエツ(8178) 週足

マルエツ(8178) 週足

同様に、(1株、100株など)最低単位に対してだが、金額換算した優待分が買付金額の1%以上に達する銘柄としては、ほかに、あさひ(3333)ヨンドシーHD(8008)タカキュー(8166)=ただし優待が付くのは500株以上保有株主、マルエツ(8178)なども挙げられる。ちなみに、この中で、あさひは2月20日割当のため、権利付き最終日は2月17日と早く、こうした銘柄の売買タイミングには注意も必要となる。

なお、マルエツの12日終値は365円。年6円の配当利回りは1.6%だが、(最低単位の)1000株株主に対し、2月末に1万円分の優待券が贈られるため、優待分と合わせた実質利回りは4.4%弱に達してくる。地元に店舗のある株主には魅力的となろう。

こうした消費関連株の場合、4月以降の消費税率引き上げ後に不安を残す面は否めないが、短期的に見れば、ここから権利取り人気を集める展開も十分想定されてきそうだ。

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