北浜流一郎 人気株発掘 トヨタ自動車(7203) 国策大転換で王道銘柄を

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アベノミクス効果はいつまで続くのか。こんなご質問をよく受ける。その背景には、もちろん急激な円安進行と株高がある。

これらは一体ながら、肝心なのは円安であり、いつまで下落が続くかは、いまや投資家だけではなく、輸出入業務にかかわっている企業のほとんども、注視の日々になっているとみてよい。

円は週末には対ドルで90円台に踏み込んだりしているため、早くも「行き過ぎ」論も流れたりしている。自民・石破幹事長、甘利経済再生相などは、既に急激な円安に懸念発言をしている。

これは好ましい。確かに一気にどんどん円が下げてしまうと、その揺り戻しが怖いからだ。

1月16日の急落が、それを予見させるものだった。前述の要人発言で、円が対ドルで一時88円すれすれまで戻り、日経平均は、それを警戒して278円64銭も下げた。

つまり、ちょっと円高に戻るだけで日経平均は驚くほど大幅に下げてしまう恐れがあることになり、この点、今後も警戒を怠れない。

そこで気になるのが、週明けの日銀金融政策決定会合の開催。日銀が政府の要請を受け入れ、インフレターゲットを2%に設定するなど、金融政策を大転換する可能性が高く、その正式発表とともに市場は、材料出尽くしとの理由で円を買い戻す恐れがある。

トヨタ(7203) 日足

トヨタ(7203) 日足

ここは、この点を念頭に入れ、注目したいのはトヨタ自動車(7203)だ。

もうどんな会社かの説明など不要だろう。王道銘柄中の王道銘柄ということになるが、安倍政権が国策を大転換し、「株式会社日本丸」が180度進路を変更しつつある点を考えると、今後、外国人投資家だけではなく、国内機関投資家も、あらためて日本を代表する銘柄への投資を増やすとみてよい。となると、トヨタを外すわけにいかない。

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