存在感高まる「共通ポイント」 関連企業をチェック

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ここ数年、共通ポイントサービスを導入する企業が増加している。

これまで、コンビニやガソリンスタンドなど小売業の多くは、自社独自のポイントカードを発行し、顧客の囲い込みを行ってきた。これに対して共通ポイントのサービスでは、1枚の会員カードなどを保有しておけば、経営が異なる業態の店舗で購入しても、同じポイントを発行してもらえることが魅力となる。

消費者にとっては、複数のポイントを管理する手間が省け、さまざまな店舗で活用できることが魅力となる。一方、企業側でも、異なる業態間で顧客を相互に誘導することで、新規顧客の開拓が可能となる。

この共通ポイント制度では、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が展開する「Tポイント」が先行している。当初は自社のビデオ・CDレンタル店舗での利用のみだったが、コンビニではファミリーマート(8028)JXホールディングス(5020)が展開するガソリンスタンド「ENEOS」などが加盟。その後、ヤフー(4689)が自社の独自ポイントから「Tポイント」に切り替えたことで利用者が一気に増えた。また、アプラスフィナンシャル(8589)は「Tポイント」を付帯したクレジットカードの加入者が伸びている。

先行するTポイントを追うのが三菱商事(8058)傘下のロイヤリティ マーケティングが展開する「Ponta」で、ローソン(2651)昭和シェル石油(5002)などが採用し、利用者を伸ばしている。楽天(4755)も「Rポイントカード」の名称で、今秋から共通ポイントサービスの導入を予定しており、第3の勢力になるか注目しておきたい。

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