動きだす関空へのアクセス改善 大阪からの新ルート建設が浮上

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JR大阪駅と直結するうめきた地区(大阪市北区)に新駅を設置して、関西国際空港までを直接結ぶ新ルートの建設案が具体化してきた。計画が本格的に動きだせば、大阪の活性化だけでなく、インフラ整備などに絡んで関連企業も今後話題になりそうだ。

川重(7012) 週足

川重(7012) 週足

大阪都心の中心部から関西国際空港へのアクセス改善は、橋下徹大阪市長もかねて意欲を見せていたが、費用面などで進展する動きがなかった。しかし、今回はJR西日本(9021)が事業費の費用負担に応じる方針を固めたと伝えられたことで、計画が一気に進む期待が高まってきた。

具体的には、新大阪駅から西九条駅間の約2.5kmにわたる区間を地下に移設し、JR大阪駅に直結する新駅「北梅田駅」(仮称)を造る計画が報じられている。総事業費約690億円のうち、JR西日本が約115億円を負担、残りを国の補助金などを活用して大阪市が負担する案が浮上している。

この計画が実現すれば、アクセスの改善から海外からの外国人観光客の増加など、間接的な波及効果が大きそうだ。関西国際空港への直通特急の増強となれば、空港アクセス列車である特急「はるか」を製造している川崎重工業(7012)近畿車輛(7122)へも新規車両の受注増で期待が高まる。

また、「北梅田駅」の設置により、梅田地区への人の流れが活発化することになれば、阪急百貨店の旗艦店である「阪急うめだ本店」など、さまざまな商業施設を有するエイチ・ツー・オー リテイリング(8242)などへの波及効果も大いに期待されよう。

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