日本にもいた“配当貴族” 「長期連続増配」銘柄に注目 

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P&Gには及ばずとも… パーク24、みらかHDなど

パーク24(4666) 週足

パーク24(4666) 週足

にわかに不透明感の高まってきた最近の内外市場。リスク回避ムードが生じると関心が向かうのが「配当利回り」で、特に減配リスクの乏しい収益安定銘柄が逃避資金の受け皿になりやすい。

例えば、ニューヨークダウが7カ月ぶりの下落幅(318ドル安)を記録した24日に逆行高したP&Gは、58年連続増配実施中の銘柄だ。27日は反落となったものの、なお高値圏をキープしている。

ちなみに米S&Pでは、25年以上連続増配を続ける銘柄を集めて「配当貴族(ディビデンド・アリストクラッツ)指数」を算出しているが、長期的な高リターンで知られるところだ。

長期連続増配銘柄
銘柄 コード 連続記録 利回り
パーク24 4666 19年 1.9%
しまむら 8227 16年 1.7%
みらかHD 4544 15年 1.8%
小林製薬 4967 15年 1.5%
三菱Uリース 8593 15年 1.2%
ニトリHD 9843 15年 1.0%
エーザイ 4523 14年 3.8%
芙蓉リース 8424 14年 2.0%
TC-Lease 8439 14年 1.7%
KDDI 9433 14年 2.1%
科研薬 4521 13年 3.0%
楽天 4755 13年 0.2%
リンナイ 5947 12年 0.8%
三井海洋 6269 12年 1.0%
シスメックス 6869 12年 0.7%
ユニ・チャーム 8113 12年 0.7%
興銀リース 8425 12年 1.8%
サンドラッグ 9989 12年 1.2%
サンエー 2659 11年 1.0%
アルフレッサHD 2784 11年 1.7%
NRI 4307 11年 1.5%
キッセイ 4547 11年 1.6%
JPX 8697 11年 1.6%
※みずほ証券資料を基に作成

22日付で「今こそ勧めたい日本株の長期投資」と題するストラテジーレポートを発行した、みずほ証券は、個別23銘柄を掲げる一方で、さまざまな長期投資に適した投資アイデアを紹介。中で、主な連続増配銘柄をまとめている。

表は、このうち11年以上の連続増益銘柄。同証券予想の今期増益分まで含まれたものだ。ただし、23期連続となるはずの花王(4452)や、ミニストップ(9946)SPK(7466)などは含まれていない(ホクトは前3月期据え置きで連続記録途絶)。

半世紀以上連続増益を続ける、P&Gやエマーソン、3Mには遠く及ばないにしても、長期に及んだデフレ経済下での一貫した増配継続は立派なもの。安定成長体質と株主優遇姿勢の両面で高評価が与えられていい。

もっとも、同じ長期連続増配銘柄でも配当利回りには大きな開きがある。高成長を持続し、資金需要旺盛な楽天(4755)が0.2%にとどまる一方、安定性の強い薬品株でエーザイ(4523)科研製薬(4521)は3%を超えている(P&Gも3%強の水準)。

東証1部の配当利回り平均(1.6%)を上回る「利回り1.8%以上」の銘柄の中で、今後も十分な増配余力を残す「配当性向50%未満」のものを探すと、パーク24(4666)みらかHD(4544)芙蓉総合リース(8424)KDDI(9433)興銀リース(8425)が浮かび上がってきた。パーク24は5期連続最高益更新見通し。カーシェアリング事業も順調に拡大。みらかHDも国内検査薬事業の伸びが続き、最高益見通し。海外M&A(企業合併・買収)進展中。

ちなみに、「配当」から離れて、連続増益記録更新中の銘柄としては、ヤオコー(8279)の24期、サンドラッグ(9989)の23期、ヤフー(4689)の17期といったところが挙げられる。

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