新興材料株ピックアップ ARM、アプリックスIP

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FOMC(米連邦公開市場委員会)などのイベントや10-12月期決算発表(発表本格化は29日から)を控えていることもあり、新興銘柄・小型株選好の展開が続いている。ここでは市場成長性に富み、注目度が高まりつつあるARM、アプリックスの新興銘柄をピックアップした。

ARM 新たな国策銘柄

ARM(8769) 日足

ARM(8769) 日足

メンタルチェック義務化

アドバンテッジリスクマネジメント(ARM、8769・JQ)が「国策」に乗る新たな銘柄として浮上。24日召集の通常国会に提出予定の労働安全衛生法の改正案に、「すべての企業にメンタルヘルス対策を義務付ける」ことが盛り込まれることから、企業向けメンタルヘルスケア業界で唯一の上場企業であり、業界首位のARMに関心が向かっている。

30日以上の長期休職を余儀なくされた人のうち3割がメンタルヘルスに問題を抱えていることから、同社は心の病の早期発見と対策が求められるようになると判断し、2002年にメンタルヘルスケア関連事業を立ち上げ。以来、大企業の従業員を中心にサービスを提供し、近年の年間利用者は90万人弱。

業界2番手以下は小規模事業者で、「メンタルチェック(検査)」「医療ネットワーク」「研修体制」などを構築し、トータルでサービスを提供できるのは現状ではARMのみ。今後は「大企業向けだけでなく、中小企業のニーズに合ったメニューも早急に整備するとともに、顧客開拓に向け販売チャネルの充実にも取り組む方針」(ARM・神谷学取締役)としている。

メンタルヘルス対策の義務化により活躍余地が一気に広がること必至。業績水準も一変してくるとみられ、注目される。

アプリックスIP M2M関連株で注目度増す

アプリックスIP(3727) 日足

アプリックスIP(3727) 日足

センサー付き商品タグ型開発

アプリックスIP(3727・東マ)の値動き軽快。

同社は、世界で8億台以上の携帯電話に搭載されているセキュリティーの強固な実行環境開発で培ってきた経験と実績をもとに、急速な市場拡大が見込まれるM2M(機器間通信)関連製品に経営資源を投下。家電製品、健康機器、玩具などあらゆる機器をワイヤレスで簡単にスマートフォン(スマホ)につなぐことができ、高度なセキュリティーを備える通信モジュール「JM1」が好評で、海外向け知育玩具から採用されるなど、実績を徐々に上げてきている。

また、商品に触れるだけでスマホに商品情報やクーポンを表示する「センサー付き商品タグ型Beacon」も開発。ネットショップとリアルショップが連携し合う「O2Oサービス」を実現する仕組みとして引き合いが増えており、既に大型商業施設などが導入している。

同社はアパレル・ファッション業界や百貨店、コンビニ、家電量販店などへの導入を促進し、同時に情報管理・更新や電子決済などに使える電子認証クラウドサービスも提供し収益基盤の拡大を狙う。

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