「売り残」が切り口に 不二越、ANAなど注目

個別 概況


不二越(6474) 週足

不二越(6474) 週足

年初から不安定な相場展開が続く中、信用残の動向が関心を集めつつある。

たとえば、先の大幅下方修正ショックを受けた任天堂(7974)の値動き。発表直後の20日寄り後、-2,710円まで売られながら、結局、終値では-900円にとどまり、その後も戻りを試す展開となっているが、意外な抵抗力を発揮した背景に、「売り方の買い戻し」の動きも指摘されている。年末年始の急伸時に売り残が急増し、1月10日時点で、昨年来初の信用倍率1倍割れ(売り残が買い残を上回る)となっていたためだ。

足元で売り残急増した信用好取組銘柄は、相場急変時にも売り方の買い戻しが計算できる好例と言えようか。もちろん、急落時ばかりではなく、上値を追って買い進まれる場面では“踏み上げ”めいた展開も期待されてくることになる。

ANA(9202) 週足

ANA(9202) 週足

21日引け後に発表された個別残で、前週末の売り残が100万株以上増加した、信用倍率1倍未満の銘柄には、三菱自動車(7211)リンクアンドモチベーション(2170)ANA(9202)がある。増加幅を「50万株以上」とすれば、信用倍率1倍未満で、大阪ガス(9532)不二越(6474)ヤマダ電機(9831)。同倍率1.5倍未満で、大崎電気(6644)東京ドーム(9681)トクヤマ(4043)あたりも加わってくる。実態面も勘案すれば、前週16日に11月期好決算を発表して急伸した不二越に注目。7期ぶり最高益更新見通しとなり、アナリスト評価も上昇中。売り方の買い戻しを交えた一段高展開も想定されてこよう。

なお、売り残の絶対水準が大きい(300万株以上)信用好取組(信用倍率1.5倍未満)銘柄としては、ティアック(6803)グリー(3632)鉄建(1815)DeNA(2432)大豊建設(1822)ビックカメラ(3048)といったところも挙げられる(売り残上位順)。

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