北浜流一郎 人気株発掘 OKI(6703) ATMで圧倒的な強み

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東京市場、なお波高しだ。なかなか波乱が収まらないのが実際だ。1月も、既に半分以上が過ぎてしまった。

スタートが6日からであり、世界の市場に大きく出遅れてしまったとはいうものの、あまりに騰勢が鈍い。

最大要因は、もちろん為替動向だ。昨年末には一時1㌦=106円台があった対ドルでの円は、この原稿を書いている時点では104円台前半だ。

これでは日経平均は上がりにくいが、では、円安トレンドは転換してしまったのか。

それはないとみてよい。10日に発表された米国の雇用統計では、非農業部門の雇用が7万4,000人増にすぎなかったことでドル安円高となっているのだが、12月の雇用はマイナスに転じたわけではない。

増え方が少なかったということであり、米国経済が失速したわけでもないため、FRB(米連邦準備制度理事会)は今後も量的金融緩和の縮小を継続するとみてよい。

それは当然ドル高円安要因。つまり円安トレンドに変化はないとみるのが自然であり、投資作戦としては輸出関連株の押し目狙いが有効になる。

中でも業界首位の実力、実績を持つ企業が魅力的で、それらの小反落、小休止を見逃さないようにしたい。

OKI(6703) 週足

OKI(6703) 週足

目先は多少波乱はあろうが、大勢は当分変わらないのだ。

で、注目は沖電気(OKI、6703)だ。通信機大手だが、注目はそれではない。ATM(現金自動預払機)だ。この分野でこの会社は圧倒的な強みを持っていて、国内だけでなく、中国、新興経済諸国での販売拡大が続いている。

しかも今後国内銀行も、オリンピック東京開催に備え、海外銀行との関係を強化、国内外で自由に現金を出し入れできるようにする必要がある。

沖電気のATMがそんなニーズを満たすとみてよく、株価の堅実高が続く可能性は高い。

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