沖縄関連に妙味あり 振興予算増額、観光促進など政策続々

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株式市場は上昇トレンドが継続しているが、オリンピック開催を控える「東京」関連銘柄にフォーカスしたファンドが相次いで登場するなど、「エリア特化型」なる新しい投資スタイルが存在感を増している。同様な視点で「沖縄」関連銘柄に注目したい。

サンエー(2659) 週足

サンエー(2659) 週足

「エリア特化型」投資とは言うまでもなく、高成長が期待されるエリアに集中することで効率良くリターンを獲得することが狙い。「高成長」という切り口からいえば、那覇空港滑走路増設など大型インフラ案件を多数抱えるほか、将来的には専用軌道を持つ鉄道など公共交通システム導入の可能性が浮上している沖縄県にも妙味がありそうだ。

安倍首相は昨年12月24日、2021年までの沖縄振興予算について「毎年3,000億円規模を計上」との方針を表明した。沖縄振興予算は1998年度の4,713億円をピークに2011年度には2,301億円まで減少が続いていただけに、政策の後押しが注目される。

【県内消費は堅調!】

今後の安定成長が期待される沖縄だが、足元の県内経済も盤石だ。

例えば、県内で約80の食品スーパーや飲食店を展開する流通大手のサンエー(2659)が先ごろ発表した2014年2月期の第3四半期(3-11月)決算は、前年同期比で6%増収、12%営業増益になり、堅調な個人消費を裏付けた。

ちなみに県内の消費堅調は、沖縄銀行(8397)琉球銀行(8399)などの地銀、あるいは、唯一の地場証券・おきなわ証券を傘下に擁する日本アジアグループ(3751・東マ)など金融関連銘柄にも当然ポジティブ効果をもたらす。

【交通関連をマーク】

政府は近年、訪日外国人増加に注力するなど、沖縄のおはこ、「観光」は今や重要国策の1つに掲げられている。足元では円安進行、中長期的には「カジノ誘致」などが浮上しており、沖縄観光産業の活性化に期待が膨らむ。

京浜急行電鉄(9006) 週足

京浜急行電鉄(9006) 週足

観光関連でまず注目すべきは「交通」だろう。筆頭は、福岡県北九州市に本社を置く第一交通産業(9035・福証)。沖縄県内でもタクシー事業や県内シェア7割を握る路線・観光バス事業を展開している。また、陸の玄関口ともいえる、県内最大の「那覇バスターミナル」を傘下に収める。那覇バスターミナルは老朽化のため、大型複合施設を併設した建て替えなど再開発が計画されており、同社の沖縄観光に占める存在感アップは必至とみられる。

視点を変えて京浜急行電鉄(9006)にも妙味がありそうだ。羽田空港への主要アクセスを提供する同社だが、沖縄観光とのかかわりも深い。昨年末より沖縄県、一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローとタッグを組んで「京急×沖縄フェア」を展開中。系列百貨店で沖縄物産展や写真展などイベントを多数開催している。

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