具体化する「沖縄縦貫鉄道」計画 振興予算増加で急浮上

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車両関連では日立や川重、不動テトラはトンネルに強み

沖縄県ではかねて議論されていた縦貫鉄道導入に向けた動きが本格化してきた。計画が実現すれば沖縄の景気浮揚に大きく貢献することが期待されることから関連銘柄をチェックしておきたい。

米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に絡んで昨年末に安倍首相が沖縄振興予算を向こう8年間にわたって3,000億円台とするよう指示したことが伝えられており、縦貫鉄道の導入も沖縄振興という大きな流れに沿ったものとなっている。

具体的に沖縄県では、2014年度に、普天間飛行場の跡地利用を見据えて、全長約70kmに及ぶ沖縄本島を縦貫する鉄道の導入に向けて本格検討を始める方針だ。現在、伝えられているものでは、那覇市から名護市までを約1時間で結び、普天間飛行場の跡地には駅を造る構想も議論されている。

沖縄には戦前に那覇と嘉手納などを結ぶ県営鉄道が存在したが、1945年の沖縄戦で破壊された経緯がある。縦貫鉄道の実現は戦後から長年にわたる県民の悲願であることから、沖縄振興の目玉になることは間違いないとみられる。

鉄道の建設に関しては、沖縄県那覇市の那覇空港駅と首里駅を結ぶ沖縄都市モノレールが参考になりそうだ。モノレール車両の製造は日立製作所(6501)川崎重工業(7012)が手掛けており、国内外の鉄道で豊富な実績を持つ両社が注目されそうだ。

加えて、縦貫鉄道の建設に関しては、那覇市などの市街地では国道58号などの地下を通す案を軸に検討が進められている。トンネル工事に強みを持つ不動テトラ(1813)などの建設会社もビジネスチャンスがありそうだ。

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