業務用分野で採用進む「音声認識」 精度の向上で専門用語などもクリア

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スマートフォンやタブレットなどコンシューマー機器向けで搭載が進んでいる音声認識技術の業務用分野での採用が進み始めている。業務用で利用する場合は複雑な専門用語なども的確に認識する必要があるが、この数年で音声認識の精度が格段に向上してきた効果が大きい。開発を手掛ける企業のビジネスチャンスが広がりそうだ。

フュートレック(2468) 週足

フュートレック(2468) 週足

音声認識機能は、米・アップル社がSiriという名称でiPhone4Sから搭載されたことで話題となり、その後はアンドロイド端末やカーナビなどへも採用が拡大し、その利便性が一般消費者にも広く認知されている。一方、業務用に関しては、企業の会議や学校での講義内容を文書化する局面などでの利用が有望視されていた。開発各社の取り組みで専門用語など複雑な言葉の認識も可能になり、さまざまな業界での採用が今後進みそうだ。

NTTドコモ(9437)の「しゃべってコンシェル」に音声認識エンジンを提供しているフュートレック(2468・東マ)は、パナソニック(6752)のエアコンに関する特設ウェブサイトやデジタルサイネージ上のコンテンツに音声対話技術の提供を開始している。バーチャルキャラクター「エアコ」との対話による製品プロモーションを実現しており、店頭で店員に話しかけるような対応を可能にしている。

また、UBIC(2158・東マ)は、不正行為・訴訟における「電子的証拠」を抽出する「リーガルクラウドボイスサービス」(仮称)の開発にネクストジェン(3842・JQ)と共同で着手。携帯電話や固定電話の通話を録音またはテキスト化し、重要な情報や証拠となるデータを迅速かつ的確に抽出する音声認識には、アドバンスト・メディア(AMI、3773・東マ)のAmiVoiceが採用されている。

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