北浜流一郎 人気株発掘 SMK(6798) 車載用タッチパネルに期待大

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今年5月下旬以降、内外市場が最大に関心を寄せてきた米国の量的緩和の縮小問題。ようやく結論が出た。

来年1月から国債や債券の購入額をこれまでの毎月850億ドル(約8兆7,500億円)から750億ドルに縮小することになる。

考えてみれば、FRB(米連邦準備制度理事会)は毎月8兆7,500億円という、とてつもないほどの購入を続けてきたことになる。それを急に止めてしまっては、もちろん経済に大打撃になるが、100億ドル減らすというのだから妥当とみてよい。今後時間をかけて、さらに減らしていけるのも好ましい。

東京市場も、もちろんこれらを歓迎、20日の日経平均は271円高したのだが、正直なところ迫力不足だった。

19日に、既に縮小を予見して見切り発車し、309円も上がったためとみてよいものの、やや気になるところ。目先は警戒が必要だ。

SMK(6798) 週足

SMK(6798) 週足

それでも中期的にみると、量的金融緩和の縮小実施は東京市場にプラスに働く。ドルの買い要因になることで円安株高が見込めるからで、今後円は、まずは1ドル=107円、さらに同110円を目指して下落していく可能性が高い。

それにより、主な投資対象になるのは電子部品や精密機械などになりそうだ。日本の勝負製品は何かとなった場合、やはり、これらがまず筆頭に上げられるからだ。

で、注目はSMK(6798)だ。コネクターなど接続部品の大手で、今はスマートフォン向けの需要が絶好調状態にある。同時に、この会社はリモコンやタッチパネルにも展開しており、これらも、いまはフル生産状態にある。

いずれの製品も、ここからすぐに需要が落ち込んでしまうことは考えられない。特に期待が持てるのは車載用タッチパネルで、来期も需要の拡大が見込まれている。

株価はこれらを好感、高値圏にあるものの、浅い押し目はあるので、それを見逃さないようにしたい。

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