IPO社長会見 ダイキアクシス(4245) 海外での水処理、環境機器を強化

IPO 個別 社長会見


大亀裕 代表取締役社長

大亀裕 代表取締役社長

ダイキアクシス(4245・2部)が12月19日、東証2部に新規上場した。初値は公募価格1,300円を3.9%上回る1,351円。上場後の会見で代表取締役社長の大亀裕氏=写真=は次のように語った。

環境機器関連事業が主力…上水、中水、下水のすべてに対応した水処理の総合メーカーを目指している。環境機器関連事業は売り上げ構成比で50.7%(前12月期)を占めるが、その中には、上水事業(地下水飲料化)や中水道システム、さらには、家庭用合併処理浄化槽、マンション・工場・病院などの排水処理システム(下水)などがある。

海外戦略…環境機器事業については、今年10月にインドネシアで浄化槽製造メーカーを買収、この工場を拠点にベトナムやマレーシア、ミャンマーなどにも輸出実績を持った。こうした下水道普及率の低い発展途上国では、家庭用浄化槽の需要はなお旺盛とみている。株式上場による知名度の向上なども活かして、今後とも現地ローカル企業との事業提携、買収など進めていきたい。

新規事業の上水事業…3年前から進出した新規事業。安全安価な飲料水を提供するもので売り上げ規模は4億円程度だが、温浴施設、商業施設、病院、ホテルなどに提案営業している。長期契約(10年)の積み上げ型ビジネスモデルであり、収益は安定している。今回の上場に伴い調達した資金は主にこの事業に投入する。ここはストックビジネスと考えている。

第2の経営柱・住宅機器事業…売り上げ構成で46.8%だが、この事業が本来の創業事業で住宅関連商材や外壁工事など。創業から55年、本社のある愛媛を含む中国・四国、それに近畿地方にも展開しており、知名度もある。今12月期の全体の売上高は288億円(前期比5.8%増)、営業利益5億1,400万円(同52%増)の計画だがほぼ達成できそうだ。今回、東証2部に上場したが、なるべく早く東証1部上場を目指してきたい。

<記者の目>
2020年の東京オリンピックに向けた設備投資増に期待するものの、国内の浄化槽は伸びが停滞、東南アジアなど海外での成長を取り込む。インドネシアでは新工場建設も視野に入っている。新規事業の上水事業での収益安定化を目指している。

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