IPO社長会見 イーグランド(3294) 「中古住宅再生」特化の不動産業者

IPO 個別 社長会見


江口久代表取締役社長

江口久代表取締役社長

イーグランド(3294)が12月18日、JASDAQに新規上場した。初値は公開価格3,300円を27.3%上回る4,200円。上場当日の記者会見で同社の江口久代表取締役社長=写真=は次のように語った。

エリア拡大で成長加速…当社の主力は中古住宅再生事業。居住用の中古マンションや一戸建てを買い取り、リフォームで付加価値を付けて販売する。創業当時はスキー場付近のリゾートマンション再生が主力だったが、近年は首都圏の居住用物件がメーン。足元ではエリア拡大に注力しており、2010年に開設した札幌支店、11年の宇都宮支店に続き、来期は大阪や名古屋、仙台、福岡など手付かずの大都市圏も視野に。

強みは圧倒的な「仕入れ力」…当社最大の特徴は「仕入れ」。物件の7割を競売、残り3割を任売(売り手の任意売却)でまかなっている。競売では一般価格の半値近くで物件を購入できるチャンスがあり、当社の物件販売価格は2,000万円以下と、首都圏の平均価格2,500万円を大きく下回る。加えて、最長10年のアフターサービス保証制度を設けるなど、同業にはない安心感も大きな特徴の1つ。

景気とともに競売物件も上向き…競売と聞くと「不景気のときに物件が多く、景気回復とともに物件数が減る」とのイメージが一般的。ところが実際は、一般不動産の取引量に比例して競売物件数も増減する。昨年末の政権交代以降、不動産市況の改善とともに競売市況の底打ちが確認されており、今後は増加基調が続くとみる。加えて、中古住宅は個人間取引が多く、消費増税の影響も受けない。

<記者の目>
同社物件の販売は地元の仲介業者に委託。今後は仲介業者とのパイプを強く育てて、任売仕入れの強化を目指す。

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