攻めの戦略打ち出す「回転ずし」「牛丼チェーン」 新メニューや新業態に注力

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回転ずしや牛丼店など値ごろ感を売り物にしてきた外食チェーンが岐路に立たされている。円安による輸入食材の原料高で利益率が悪化している上、来年4月からの消費税の増税による影響も懸念されている。

くらコーポレーション(2695) 週足

くらコーポレーション(2695) 週足

そもそも景況感の回復から、消費全般は盛り上がりを見せている。その中にあって、これまで格安を売りにしてきた外食チェーンは、円安の影響に加えて、天候不順による野菜の高騰、さらには出店競争激化による顧客分散などが利益悪化を招く要因になっている。

加えて、消費税の増税後は値ごろ感が薄れる懸念もある。そこで、これらの不安を打破すべく、高級感を打ち出した新メニューを投入し、既存店のテコ入れを図るほか、新業態を展開することで顧客層の拡大を目指す企業も出てきている。今回は、そうした攻めの戦略に取り組む企業をピックアップしてみたい。

回転ずしでは、くらコーポレーション(2695)に注目したい。同社は、ひきたてのコーヒーや4種のラーメンなど寿司以外のメニューを強化している。

一方、ゼンショーホールディングス(7550)は、回転ずしチェーン「はま寿司」を育成中。産地直送の食材で高級感を打ち出している。

また、吉野家ホールディングス(9861)は、「牛すき鍋膳」と「牛チゲ鍋膳」を新メニューとして販売開始。同社のメニューは短時間で食べることが主流だったが、ゆっくり楽しめるメニューとして提案していく方針だ。松屋フーズ(9887)は、主力の「牛めし」店舗に加えて、とんかつ業態として「松乃家」「松八」「チキン亭」に注力している。

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