IPO社長会見 ホットリンク(3680) ソーシャル・ビッグデータ活用で「知識インフラ」整備を目指す

IPO 個別 社長会見


内山幸樹代表取締役社長CEO

内山幸樹氏

ホットリンク(3680)が12月9日、マザーズに新規上場した。上場2日目に公開価格2,700円の2.65倍となる7,170円で初値を形成。上場当日の記者会見で同社の内山幸樹代表取締役社長CEO=写真=は次のように語った。

データ分析で企業の攻守をサポート…国民がネット上に自身の考えや行動を書き込むソーシャルメディア。当社はここから収集した「ソーシャル・ビッグデータ」の解析を手掛ける。具体的には、小売企業向けに製品やサービスの反応、消費者ニーズの調査・分析を行う「コンサルティング」サービスと、企業の風評や情報漏えいを効率的に発見するための「リスク監視」サービスを提供している。累計導入社数は1,500社を超える。

強みは「国内最大データ量」…当社は日本最大の掲示板サイト「2ちゃんねる」が保有するデータの独占的商用使用権を持っており、10分置きに最新データを受信。Twitterについては全世界・全言語・全期間のデータ取得が可能だ。足元ではIBMやNTTデータなど大手がソーシャル・ビッグデータ分析事業へ参入の動きを見せている。しかし、圧倒的なデータ保有量と処理能力といった点から、当社の優位性は揺るがない。

「知識循環型社会インフラ」整備が使命…われわれが抱くソーシャル・ビッグデータ活用のイメージをもっと広めたい。これが上場の理由の1つだ。今や4,000万人超がソーシャルメディアを利用しており、ネット世界の情報を通して、リアルの世界を「俯瞰(ふかん)・予測」できるようになった。例えるなら「人工衛星から地球上の人々の頭の中を自由にのぞきこんでリサーチする」。そんな世界の到来を創業時からイメージしていた当社は、2009年時点で選挙時の世論を予測したり、株価とブログの書き込みの関係性について分析を行っていた。にもかかわらず、これら事業が他者に認められるまで4年を要した。あと10年もすればあらゆる企業がソーシャル・ビッグデータを活用する社会が到来するだろう。町に水道を通すように、今後も行政や企業などに向けた「知識インフラ」の構築を進めていきたい。

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