IPO再開控え、関連株総点検

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エナリス(6079) 日足

エナリス(6079) 日足

株式市場の“華”、IPO(新規上場)の承認が続々。つい最近も、エナリス(6079・東マ)とバイオガス発電でタッグを組む省電舎(1711・東マ)が大変貌(へんぼう)を遂げ、システム情報(3677・JQ)の経営陣が“目標企業”に挙げたジャステック(9717)が見直し買いされたように、IPO関連物色は旺盛だ。

足元では19日上場のANAP(3189・JQ)の出店先の1つ、スタートトゥデイ(3092)が再び高値。20日上場のM&Aキャピタル(6080・東マ)の類似銘柄である日本M&Aセンター(2127)GCA(2174)が上昇トレンドとなっている。

IPO関連とひと口にいっても、(1)IPOによる“資産効果”が期待される上位株主、(2)IPOに向けてPER押し上げ思惑が生じやすい類似銘柄、(3)IPO企業の成長享受期待から取引先――と切り口はさまざま。19日に再開するIPOのスケジュールに沿って関連株をチェックしてみると…。

電子書籍取次大手、メディアドゥ(3678・東マ)関連のパピレス(3641・JQ)イーブック(3658)が上昇基調。第2位株主はDガレージ(4819・JQ)の子会社だ。

求人・住宅など情報一括検索サイトのじげん(3679・東マ)、住宅ポータルサイトのオウチーノ(6084・東マ)関連では、ネクスト(2120)への関心が高まってきている。13日の好決算も手掛かりに再び高値更新。ちなみにサイバーエージ(4751・東マ)はオウチーノの第4位株主。

ソーシャルメディアマーケティング支援を手掛け、人気化期待の高いアライドアーキテクツ(6081)の株主名簿を見ると、ドリームインキュ(4310)が第2位、アイスタイル(3660)が第5位にランクイン。このほか、GDO(3319・東マ)の石坂社長、ビットアイル(3811)の寺田社長、モブキャスト(3664・東マ)の藪社長も個人で出資。

一部機関投資家が評価しているとされる、宅配すし業界トップ、ライドオン(6082・東マ)の関連株としては、夢の街(2484・JQ)に注目する向きが多い。

オンコリス(4588・東マ)の社長の“古巣”小野薬(4528)が高値更新基調にあるのはたまたまだろうが、オンコリスはHIV治療薬について国内バイオベンチャー史上最高額級で大手製薬会社に導出した実績を持つ。2008年のノーベル賞受賞者である下村博士の研究成果を「がんマーカー」にも応用しており話題性豊富。

クラウドサービスのホットリンク(3680・東マ)の第2位株主はオプト(2389)。米セールスフォースとともに、シナジー(3859・JQ)も出資している。

ウェブベースのテレビ会議システムを手掛けるVキューブ(3681)には、インテルキャピタルも出資(第2位株主)。同社はこの20年強で約1,300社・110億ドル強を投資し、日本企業では過去、フェイス(4295)日本通信(9424・JQ)などへの投資実績がある。

このほか、パッケージソフトのエンカレッジ(3682・東マ)は上位株主にソルクシーズ(4284・JQ)。省エネにつながる住宅向け断熱材の日本アクア(1429・東マ)桧家HD(1413・名証2部)の子会社で、北恵(9872・2部)協立エア(5997・JQ)も株主に名を連ねる。

全国の建築家と加盟建設会社を結びつけ、顧客に建物づくりの選択肢を提供するアーキテクツ・スタジオ(6085・東マ)の大株主にエムスリー(2413)

飲食や小売りチェーンを顧客に、店舗の内外装や設備の不具合を、顧客本部に代わってメンテナンスするシンプロメンテ(6086・東マ)の参考銘柄、テンポス(2751・JQ)も注目されそう。

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