トルコ関連銘柄を見直す 安倍首相の再訪問で熱い視線

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安倍首相がトルコを訪問し29日にエルドアン首相と会談した。トルコへは5月に次ぐ今年2度目の訪問で、前回訪問時に要請されていたボスポラス海峡をつなぐ横断地下鉄開通式に出席すべく再度の訪問となった。

ヨーロッパ大陸とアジア大陸を結ぶボスポラス海峡横断トンネル構想は、オスマントルコ時代の1860年に設計図が描かれており、トルコ国民の長年の夢が果たされたことになった。これにより今後、トルコのインフラ整備が進み、経済活動もさらに活発化することが予想される。

また、日本の首相としては、半年に2度も同一国に訪問することは異例であり、両国の友好度が一段と高まったことから、現地で展開する日本企業には、さらなる追い風になりそうだ。この訪問では、トルコの黒海沿岸シノップでの原発4基の建設で、三菱重工(7011)など日仏の企業が受注することが決定している。原発建設以外でも、今後、さまざまな連携が日本企業にプラスに働きそうだ。

大成建設(1801)は、ボスポラス海峡横断鉄道トンネル建設工事を手掛ける。海底トンネルでは沈埋工法による世界最深部での沈設を成功させており、高い技術力への評価から今後も現地でのさらなる受注が期待される。

また、島精機製作所(6222)は、欧州やロシア向けの生産拠点として、トルコの現地法人の重要度が高く、ダイキン工業(6367)は、ダイキンヨーロッパ社を通じて2011年にトルコの空調機メーカー、エアフェル社を買収するなど同国への展開を積極化。稲畑産業(8098)は、今年7月にイスタンブールに駐在員事務所を開設、現地での事業展開に意欲を見せている。

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