決算で浮上 年前半に付けた高値奪回候補

個別 概況


時価総額の大小を問わず、上方修正や決算で好調が確認された銘柄を買い付ける動きが活発。

アークランドサービス(3085) 週足

アークランドサービス(3085) 週足

大型株では、メモリ向け製造装置に強い日立国際(6756)、業績上方修正とともに配当を過去最高水準に引き上げたオムロン(6645)が見直し買いされ、TSテック(7313)も大幅上方修正と配当引き上げによって上値視界が開けた格好。

また、決算を手掛かりにエクセディ(7278)が5月高値を更新したが、このほか4-5月高値奪回を指向する銘柄が続々。JR東海(9022)JR西日本(9021)、HIV治療薬の立ち上がり順調な塩野義(4507)、抗がん剤の早期承認期待など「+α要因」を抱える中外製薬(4519)、医薬事業が好調な日本化薬(4272)なども、多少時間はかかろうが高値奪回候補に挙がる。

それでは、最近、決算を発表した中小型・新興銘柄で年前半もしくは夏場に付けた高値の奪回が読まれるものは何か。

1つは、カツ丼専門店「かつや」を展開しているアークランドサービス(3085・JQ)だ。

平均月商の引き上げと出店加速により第2四半期(4-6月)に続き、第3四半期(7-9月)も2ケタ成長を確保し、今12月期は上振れ着地の可能性が出てきた。

住江織物(3501) 週足

住江織物(3501) 週足

もう1つは、住江織物(3501)。自動車向けカーペットや、オフィスビル、商業施設、ホテル向けなど業務用カーペットなどが順調で直近の四半期業績は大幅増益を確保した。今年は厳冬が予想されていることもフォロー。時価はPER12倍、PBR(株価純資産倍率)0.7倍の割安ぶり。

このほか、公共事業の民間委託に係る長期維持管理業務などの受注が想定以上に伸びている月島機械(6332)、官公庁向けを中心に前9月期末受注残が過去最高水準に膨らんだ東陽テクニカ(8151)、太陽光発電に用いられるパワーコンディショナの採算性向上を背景に今3月期予想を上方修正した日新電機(6641)もそう。

また、ここパシフィックネット、ハイパーなど「ウィンドウズXP」のサポート終了に向けたPC買い替え需要の恩恵を享受している銘柄が人気化した経緯があるが、その意味では日本オフィス・システム(3790・JQ)も注目されそう。

第3四半期(1-9月期)は前年同期比27%増収、同4.6倍経常増益と好調。“XPサポート切れ”接近に伴うPC入れ替えの恩恵をフルに享受しており、今期は大幅超過で着地する公算が大きい。

このほか、ペガサスミシン(6262)養命酒(2540)エスクリ(2196)も年前半高値奪回候補だ。

中小型株の押し目買い候補は、トランコム(9058)フューチャーアーキ(4722)サカイ引越センター(9039)四国化成(4099)など。いずれも割安感が強く、上値余地大。

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