再び深刻化する「PM2.5」 大気汚染観測など関連銘柄に再注目

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中国の大気汚染が再び深刻さを増してきた。中国北東部の黒竜江、吉林、遼寧の3省では「PM2.5」の濃度が急速に上昇しており、現地メディアでは大気中の「PM2.5」の濃度が1立方メートル当たり1,000マイクログラムと中国政府が定めた基準値である1日平均75マイクログラムをはるかに上回る数値となったことが報じられている。日本への影響も懸念されており、関連銘柄への関心も再び高まっている。

中国では、工場や自動車から出される硫黄酸化物や窒素酸化物などのガス状大気汚染物質が、微小粒子状物質「PM2.5」を増加させる要因になっている。さらにこれに加えて、気温が急速に低下し、北東部で石炭暖房の使用が増加したことも要因として挙げられている。今後、一段と気温が低下すれば、石炭暖房の利用はこれまで以上に拡大することから、肺の奥深くまで入り込みやすく、ぜんそくや肺ガンになりやすくなる「PM2.5」への脅威が高まることになる。

大気汚染を観測する企業では、地域気象観測システムの大手で官公需向けの比率が高い明星電気(6709・2部)や、ベータ線吸収方式による浮遊粒子状物質(SPM)測定装置など大気観測装置を手掛ける東亜ディーケーケー(6848・2部)、分析機器大手で大気観測分野でも評価が高い堀場製作所(6856)などが注目される。

また、「PM2.5」を吸い込まないように防御するには、マスクは必要不可欠となってくる。そのため、「N95微粒子用マスク」を手掛ける重松製作所(7980・JQ)などマスク関連銘柄もマークしておきたい。

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