IPO社長会見 システム情報(3677) 売上高100億円、従業員500人体制目指す

IPO 個別 社長会見


松原春男社長

松原春男社長

システム情報(3677・JQ)が10月22日、新規上場した。上場2日目に公募価格(740円)の4.7倍に当たる3,500円で初値を形成した。上場当日の記者会見で同社の松原春男社長は次のように語った。

事業内容…当社はシステム開発会社で、金融系や通信系を得意としている。受注の7割が大手SIer経由、3割が直接取引。直接取引の方が5ポイントほど利益率が高く、今後は直接取引も増やしていきたい。

強み…力を入れているのが「プロジェクト管理」。これをしっかり行い、利益を出していくことに取り組んでいる。プロジェクト管理にかかわる国際指標「CMMI」の最高位「レベル5」を獲得、技術者向け国際資格「PMP」も従業員の38%が取得している。レベル5を全社で達成しているのは当社を含めて7社のみ。PMPの資格保有率はNTTデータと並び日本でトップクラスと自負している。さらに独自の開発標準「SICP」も整備。営業段階からとってもよい案件かどうか納期や価格をしっかりチェックする体制も敷いており、これらにより赤字案件はほとんどない。

IPOの目的…システム開発業界はリーマン・ショック後3年ほどマイナス成長が続いていたが、ここにきて事業環境がだいぶ良くなり、技術者不足が生じてきている。IPO(新規上場)は優秀な技術者の採用と財務基盤拡充が目的。

今後の戦略…顧客開拓や人員増(経験者を毎年40-50人採用)などにより毎年5-6%以上の増収を目指す。利益については、売上高経常利益率を毎年0.1ポイント程度上積みし、ゆくゆくはできれば10%程度に高めたい(現在7%程度)。自己資本比率は39.7%と以前に比べだいぶ改善したが、上場他社に比べまだ低く、50%程度を目指していきたい。株主還元は配当性向30%を目安に行う方針。中長期的には売上高100億円、従業員数500人(現在297人)が目標。

<記者の目>
松原社長は「規模の拡大が急務」とも語り、「M&A(企業合併・買収)も選択肢の1つととらえている」とも。同社が買収主体となる具体的な話はまだないようだが、一方で「レベル5」達成などを評価するインド企業などから「システム情報を買いたい」という話があったとか。

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