日本酒に輸出拡大期待 TPP交渉の動向を注視

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宝ホールディングス(2531) 週足

宝ホールディングス(2531) 週足

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉が大詰めを迎える中で、さまざまな製品への影響が懸念されている。その中にあって、輸出拡大期待が高まっているのが、日本酒だ。林芳正農水相も日本酒の輸出を促進させるために幅広く取り組んでいくことを表明しており、政府の成長戦略の一角としても期待が高まりそうだ。

政府は成長戦略の一環として、日本酒を含むコメ関連製品の輸出額を、現状の130億円から、2020年には600億円まで拡大することを目指している。この目標を達成すべく、TPP交渉の関税協議でも米国やベトナムなどに対して日本酒に課している関税の撤廃要求が報じられている。日本酒に対しては、海外でも愛好家が多いことから、仮に関税が撤廃されれば、一段と需要が高まる可能性がありそうだ。

輸出時の日本酒の関税撤廃の一方で、その見返りとして、海外から輸入されるワインの輸入関税を撤廃する検討に入っている。輸入ワインには価格の15%か、1リットル当たり125円のいずれかの関税をかけていることから、関税が撤廃されれば、輸入ワインを販売する企業が恩恵を享受することになりそうだ。

宝ホールディングス(2531)は、日本酒「松竹梅」で絶大なブランド力を誇る。新感覚のスパークリング清酒”松竹梅白壁蔵「澪(みお)」”も人気を集めている。

オエノンホールディングス(2533)は、傘下に福徳長酒類や富久娘酒造など酒造メーカーを有している。

ジャパン・フード&リカー・アライアンス(2538・2部)も傘下に盛田や白龍酒造を有している。

やまや(9994)は、イオン系の酒類専門店チェーンで輸入ワインを数多く扱う。

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