第2四半期決算スタート 通期増額修正期待が相次ぐ

個別 概況


発表社数ピークは10月31日

新日鐵住金(5401) 週足

新日鐵住金(5401) 週足

3月期企業の第2四半期決算発表がいよいよ本格化してくる。

主な企業の発表スケジュールとしては、今週末18日に安川電機(6506)、22日に日電産(6594)、24日に信越化学(4063)、25日にJFE(5411)ドコモ(9437)と続く。そして発表社数のピークは10月31日。この日はJT(2914)三菱重(7011)のほか、ソニー(6758)パナソニック(6752)の電機株や富士重(7270)マツダ(7261)の自動車株、さらには、武田(4502)塩野義(4507)の薬品株などの発表が予定されている。

むろん、最大の注目点は通期業績見通しの行方だ。みずほ証券がまとめた通期経常利益の市場コンセンサス(アナリスト予想の平均)は前期比33.9%増と前回の7月予想に比べて1.7ポイントの上方修正となった。また、大和証券でも同37%増が試算されており、上方修正企業が相次ぐ見通しだ。

実際、第1四半期実績では経常増益率が前年同期比で44%増と会社予想の経常増益率29%増を大きく上回ったことによる“貯金”があるほか、それ以外の増益の背景としては、(1)為替前提が保守的であること。外需企業の多くは為替前提が1ドル=90-95円と足元の為替水準より円高であるため、このことが会社予想の増額要因となる。(2)“アベノミクス”への期待感などから景況感の改善による国内需要の想定以上の回復。内需企業では数量増た単価上昇の動きが見られ、会社予想ではこうした足元の好調を反映していないため、ここでも、上方修正が可能となる。

牧野フライス製作所(6135) 週足

牧野フライス製作所(6135) 週足

注目業種としては、前評判の高い自動車関連のほかには、みずほ証券では「鉄鋼」「卸売り」と「素材・資源関連」などを挙げている。鉄鋼は自動車用鋼板の値上げが収益見通しの改善要因となるほか、売上数量を含めた円安効果、製品値上げによる浸透なども注目点とされる。新日鉄住金(5401)やJEFなど。

また、三菱モルガンスタンレー証券では、自動車設備機器の受注回復に焦点を当てて、「機械セクター」に注目している。オークマ(6103)牧野フライス(6135)のほか、森精機(6141)などが挙げられている。

自動車設備投資の拡大では、ロボットなどにもメリットが発生する公算も。ファナック(6954)もマークしておきたい。

このほか、会社予想が上方修正される可能性が大きい銘柄として、大和証券では東芝(6502)日本紙(3863)イビデン(4062)鹿島(1812)OLC(4661)資生堂(4911)THK(6481)ニコン(7731)ケーヒン(7251)川重(7012)住友化学(4005)トヨタ(7203)などを挙げている。

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