Mr.009の新興市場 「バイオ」「ネット」の循環物色は健在

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中小型株市場は、外部環境の先行き不透明感がくすぶる中で、神経質な展開となりそうだ。米財政問題の行方は予断を許さない状況となっており、リスクテイクの動きは強まりづらいとみられる。一方、バイオ関連やネット関連の循環物色が続くなど、中小型株に対する物色意欲は旺盛と言える。リスクオフに伴う円高進行が一段と加速する局面や、外部環境の不透明感から景気敏感系の大型株に手掛けづらさが意識される局面では、相対的に中小型株へと短期資金が向かうと想定したい。

アバント(3836・JQ) 週足

アバント(3836・JQ) 週足

アバント(3836・JQ)は、連結経営・会計システムのパッケージソフト事業大手である株式会社ディーバのほか、その傘下にERP、ビジネスインテリジェンス(BI)、ビッグデータ関連のソリューションサービス、ならびに企業開示情報の検索サービスなどを提供する4つの主要な事業会社を有する持ち株会社。事業持株会社であった株式会社ディーバが2013年10月1日付けで新設分割により純粋持株会社へ移行することに伴い、事業を承継する新設事業会社の商号を新たに「ディーバ」とし、持ち株会社は「アバント」への商号変更を実施。13年6月期業績は連結経営ソリューションサービスの需要が堅調に推移したことに加えて、13年6月期の第2・四半期から子会社化したジール社の収益寄与により、売上高が前期比64%増、経常利益が同64%増となり、2期連続で過去最高を更新した。14年6月期は売上高が前期比で19%増、経常利益で同5%増を見込む。増益率は人材投資やグループ内情報システムの統合など、将来の成長に向けた先行投資を積極化するため一時的に鈍化するものの、過去最高業績が続く見通しだ。中期計画では、高成長、高収益体質の確立を目指していく方針で、15年6月期には売上高100億円以上、営業利益10億円以上を目標として掲げている。連結経営・会計システムをベースに、ERPやBI分野への深耕拡大を進めていくほか、M&A(企業合併・買収)にも積極的に取り組んでいく方針。また、海外への進出も視野に入れている。成長拡大を目指す一方で、株主還元に関しても配当性向10%を基準に業績連動配当を導入するなど前向きな姿勢を見せており、今後の収益拡大とともに配当成長も期待される。

ジャストシステム(4686・JQ)

ジャストシステム(4686・JQ)

ジャストシステム(4686・JQ)は、「ことば」や「ドキュメント」をコンピュータで扱うための技術やノウハウの研究を中核としたソフトウエア製品の開発と販売、および関連するサービスの提供を行っている。日本語入力システム「ATOK(かな漢字変換を行うプログラム)」はコア技術。8月8日に発表された14年3月の第1四半期(4-6月期)決算は、売上高が前年同期比18.2%増の30億1,600万円、営業利益が同317.5%増の5億5,000万円となった。営業利益、経常利益、四半期純利益ともに株式上場以来の最高益となり、営業利益、経常利益については、8四半期連続で過去最高益を更新している。株価は13年3月高値689円を上回り、戻り継続が確認された状況。次の節目は07年7月高値1,203円となろう。

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