IPO社長会見 エナリス(6079) 「需要家」視点の電力マネジメント会社

IPO 個別 社長会見


池田元英代表取締役社長

池田元英代表取締役社長

エナリス(6079)が10月8日、東証マザーズに新規上場した。上場2日目に公開価格280円の2.6倍となる717円で初値を形成した。上場当日の記者会見で同社の池田元英代表取締役社長=写真=は次のように語った。

電力をオーダーメイドするオンリーワン企業…当社は「電力マネジメント」を事業の柱とする会社だ。主に電力自由化を受けて新規参入した新電力会社(PPS)向けに電力の需給管理や売電を行う一方で、企業など電気の需要家向けには電力コスト削減サービスなどを提供している。「売電」など一部の事業だけを扱う企業はほかにも存在するが、発電から消費に至るまでの全プロセスを手掛ける企業は当社のみ。現在、新電力会社は国内で約30社が稼働中で、うち17社に当社をご利用いただいている。

来るべき「電力の情報化」に備える…かつては「電力流」と「情報流」が存在。これらが統合して1990年代に「情報通信量」へと姿を変えたように、当社では今後、電力についても「情報量」という概念が広まり、さまざまな事業機会が発生するとみている。最終的には電球1個単位にまでIP(識別番号)がふられ、発電や売電などのスケジュール管理が必須となるだろう。既に電力の供給は大規模発電から家庭へと移行しており、電力使用の川上と川下とをつなぐ「情報」の融通の重要性がますます高まっている。

来期以降も2ケタ増益を継続…今12月期は売上高を前期比2倍の102億9,800万円、営業利益を同65%増の8億5,600万円と計画。来期以降も同様の伸びを見込んでいる。あと3年ほどは企業価値向上に努め、その後、安定成長期に移行した際には配当など株主還元について検討したい。

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