外食の海外展開が加速 吉野家、ゼンショーが先行

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ゼンショーHD(7550) 日足

ゼンショーHD(7550) 日足

 日本の外食チェーンの海外進出が活発化している。牛丼大手などは北米で既に定着しているが、今後、潜在的な出店余力が高いのはアジアを中心とする新興国で、中国に加えて周辺国での動きも目立ってきている。

 日本の外食チェーン大手で海外進出に成功しているのは吉野家ホールディングス(9861)だ。同社は、今年11月時点で米国96店や中国・北京の198店など、合わせて計570店を海外で出店しており牛丼の「吉野家」のブランドが海外でも浸透している。

 同じ牛丼チェーン大手のゼンショーホールディングス(7550)も、中国で44店舗を出店している。さらに昨年5月にはタイ・バンコクに同国1号店を出店し、今年11月末で8店舗を展開するなど、中国以外のアジア進出も加速している。

 これら先駆して進出している企業に加えて、日本のイメージを全面に押し出して展開する動きも出てきている。イートアンド(2882・JQ)は、中華料理業態「大阪王将」を11月29日に上海とシンガポールに1号店、香港に4号店を出店した。店名の大阪王将はそのままに店内のメニューや内装にも日本文化を取り入れており、どの店舗も好調なスタートを切っている。

 また、2001年から海外展開している居酒屋大手のワタミ(7522)も、13年から海外で低価格の日本レストランを展開する方針が伝えられている。香港や台湾の既存店より4割安い価格設定にすることで、中間層の顧客の集客増を狙う考えだ。

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