Mr.009の新興市場 上値を試す中小型株 あいHDとアパマンショップHD

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中小型株市場は個人投資家のマインド向上を追い風に、引き続き上値を試す展開となりそうだ。例年、新興市場の中小型株は年末に向けて強含む傾向もあり、リバウンド基調を強めているマザーズ指数の上値追いは続くと想定しておきたい。

あいホールディングス(3076) 週足

あいホールディングス(3076) 週足

あいホールディングス(3076)は、傘下にドッドウエル ビー・エム・エス、グラフテックなど16の事業会社を持つ純粋持ち株会社。これらの会社が主に7つの事業を展開し成長を続けてきたが、CEO(最高経営責任者)である佐々木氏の経営手腕(リーダーシップ)が同社の強みであり、特色でもある。進行中の2014年6月期は、売上高352億5000万円(前年比8.8%増)、営業利益55億円(同10.6%増)、経常利益55億3000万円(同8.9%増)、当期純利益34億円(同14.3%増)が予想されている。同社は達成確度の高い数字を予想として発表しており、また足元の出足も好調に推移していることから、この予想が達成される可能性は高く、上方修正の可能性もありそうだ。同社は既存事業に加え、M&A(企業合併・買収)を成長のための重要な戦略と公言している。常に多くの案件を手掛けているが、現在も案件が進行中のようだ。今後の動向からは目が離せない。また、配当性向35%を掲げていることから、今期の業績(利益)によってはさらなる増配の可能性もありそうだ。

アパマンショップホールディングス(8889・JQ) 週足

アパマンショップホールディングス(8889・JQ) 週足

アパマンショップホールディングス(8889・JQ)は、住宅用賃貸斡旋(あっせん)業務で日本最大級のアパマンショップを運営する持ち株会社。13年3月末時点のアパマンショップ店舗数(直営+FC)は1023店舗と順調に拡大中。通信回線や緊急駆けつけサービスの取り次ぎなど関連サービスの強化により、1店舗当たりの収益性は業界内でも群を抜いている。7月31日付で発表された13年9月期の第3四半期累計(12年10月-13年6月期)連結業績は、売上高が前年同期比5.5%減、営業利益が同2.5%減と減収減益となった。ただ、非コア事業を売却した影響が大きく、コア事業である斡旋事業およびプロパティ・マネジメント(PM)事業だけで見れば、順調に収益が拡大している。とりわけ、アパマンショップ店舗における収益性は関連サービス収入の増加によって、期を追うごとに上昇中だ。また、経営課題であった有利子負債の削減も保有不動産の売却が順調なことで、想定を上回るペースで進んでいる。13年9月期の会社業績予想は、売上高が前期比1.6%減、営業利益が同0.7%減と1月時点の予想を維持した。第3四半期までの進捗(しんちょく)状況が順調に推移していることから、通期業績に関してもほぼ会社計画通りの水準となる見通しだ。非コア事業の売却がほぼ完了したため、14年9月期以降はコア事業の収益拡大がそのまま業績に反映される見通し。現在のアパマンショップのブランド力の強さ、店舗の拡大ペースを考慮すると収益回復トレンドが鮮明化してくるものと予想される。

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