IPO社長会見 シュッピン(3179) 価値を引き出す「リバリュー」品をネットで安心安全に取引

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鈴木慶社長

鈴木慶社長

 シュッピン(3179)が12月20日、東証マザーズに新規上場した。公開価格330円に対し、67%高の550円で初値を形成。上場当日の記者会見で同社の鈴木慶社長=写真=は次のように語った。

 カメラ、時計など特定高額品をネットで売買…インターネットを利用して「価値ある大切な中古品」を安心安全に取引できる場を提供している。これまで中古品取り扱い業者は(1)車やブランド品など高額品を店舗で売買(2)「何でも買います」とうたう郊外の大型店(3)インターネットオークション――の3つにカテゴライズされるが、当社はどれにも当てはまらない。取扱品目はカメラ、時計、筆記用具、スポーツ自転車の4つのみ。いずれも職人の手作り、世代を超えて利用できるなど価値が下がりにくいものだ。商材を絞り込むことで当社側のノウハウ、在庫などの専門性を極限まで高めることができ、かつ、お客さまからは高い信頼を得ることができる。

 安心安全な取引でロイヤルカスタマーを創造…初めてのお客さまにも安心してご利用いただくため1商材につき1店舗のみ設けるが、メーンはインターネット経由の売買で、近年は年2割ペースで売り上げが伸びている。こうして他社に比べて出店コストを削減した分は商品買い取り価格に反映。当社では単に価格の高い安いではなく、お客さまが持ち込んだ「価値ある大切な中古品」を正しく査定し、お客さまが納得する適正価格を提示することが重要だと考える。そのためカメラや時計など商品別に担当者を分けており、各自専門知識の習得にも余念がない。こうして高い専門性を生かしてお客さまと信頼関係を積み重ねることで、売買頻度の高い「ロイヤルカスタマー」を創出する。

<記者の目>
将来的には第5の商材を扱う可能性も視野に入れるが、「現状のラインアップだけでも十分な伸びしろが見込める。まずは中古カメラ、中古時計の得意分野でインターネット取扱高ナンバーワンを目指す」(鈴木社長)。

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