材料追跡 ユーグレナ(2931) 植物ハイテック研究所を連結子会社化へ、株主優待制度も新設

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ユーグレナ(2931) 日足

ユーグレナ(2931) 日足

ユーグレナ(2931・東マ)は、このほど株式会社植物ハイテック研究所(本社・奈良県、資本金750万円)の子会社化に関する基本合意書を締結したと発表した。

植物ハイテック研究所は、ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大学教授がiPS細胞の研究を開始した大学でもある国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学の教授8名を中心に設立された大学発のバイオベンチャー企業。

植物ハイテック研究所は奈良先端科学技術大学院大学の知的財産権を優先的に実施できる権利を有しており、奈良先端科学技術大学院大学の技術を活用した植物の生産性向上技術の研究、葉緑体形質転換の研究などを行っていることが特徴だ。

今回の子会社化によって会社側は、

  • ・ユーグレナの形質転換による光合成能力、油脂生産性の向上
  • ・ユーグレナの形質転換によるユーグレナの新たな有用物質生産手法の確立
  • ・奈良先端科学技術大学院大学から新たに生まれる発明の事業活用

などが期待できるとしている。

個人株主30名から約1,100万円で取得し、10月25日の株式譲渡(予定)を経て完全子会社化。植物ハイテック研究所は2012年12月期に売上高1100万円、営業損益1600万円の赤字決算だが、その技術力の活用メリットが注目される。

また、ユーグレナは昨年12月の新規上場後で初の株主優待制度の導入を発表した。今年9月末の100株(1単元)以上所有の株主に1000円相当の自社製品を贈呈する。その発送は来年1月中を予定。

ユーグレナは今年3月末割り当てに続いて、9月末割り当てで1対5株の株式分割を実施。株式分割権利落ち後は1600円台(売買単位100株)で推移している。バイオ関連株物色に再び躍動感が出てくる中、同社株の活躍場面も近そうだ。なお、13年9月期本決算は11月12日午後3時の発表を予定している。

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