市販化へ動きだす「燃料電池車」 燃料供給施設の整備で期待高まる

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燃料電池車の普及へ向けての動きが活発化している。千代田化工建設(6366)が、2015年度に川崎市で世界初となる水素燃料の大型供給基地を建設することが報じられている。トヨタ(7203)ホンダ(7267)も2015年の市販へ向けて開発を急いでおり、燃料供給と市販車の両面で実用化の動きが進展すれば、関連銘柄も再度クローズアップされてきそうだ。

燃料電池車は、水素を化学反応させて電気を生み出しモーターを動かす仕組み。一度、水素を補充すれば東京-大阪間を走行できるほどの長距離走行が可能となる。電気自動車と異なり、1回当たりの燃料補給(充電)による走行距離が長いことから、次世代エコカーとして本命との期待が高い。今回、こうして水素燃料供給の大型施設建設の動きが出てきたことで、市販へ向けての動きがさらに高まりそうだ。

関連銘柄を見ると、日清紡ホールディングス(3105)は、ブレーキ摩擦材、半導体など多角化を推進し、燃料電池セパレータを手掛けている。三菱化工機(6331)は、信頼性、経済性の高いスチームリフォーミング(水蒸気改質)型水素製造装置を中核に、昇圧・蓄圧ユニット、ディスペンサを組み込んだ水素ステーション一式のエンジニアリングを提案している。

また、岩谷産業(8088)は、全国どこでも燃料電池車の公道走行をフルサポートする「移動式水素ステーション」を開発。加地テック(6391・2部)は、燃料電池自動車用燃料充填(じゅうてん)所向け水素ガスコンプレッサを手掛けている。

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